4月20日新作『ウェイスティング・ライト』がリリースされるフー・ファイターズだが、デイヴ・グロールはかつてニルヴァーナを一緒に組んでいたクリスト・ノヴォセリックに新作で客演してもらったのはもはや自分のやっていることに「ニルヴァーナが影を落としている」と感じなくなったからだと説明している。
クリストは『ウェイスティング・ライト』中の“アイ・シュッド・ハヴ・ノウン”という曲に参加しているが、デイヴはアルバムをニルヴァーナの『ネヴァーマインド』を手がけていたブッチ・ヴィグにプロデューサーを任せていたので、クリストにも声をかけることにしたと語っている。
「ブッチとやっていたからクリストにも声をかけてみたんだよね。みんなで一緒にスタジオに入るなんて20年くらいやってなかったからさ」とデイヴはサン紙に語っている。
さらにデイヴはフー・ファイターズもキャリア17年目を迎えて押しも押されぬバンドとして確立されたことで、クリストやブッチと一緒にやることにも楽に構えることができるようになったと語っている。
「俺はこのバンドをこのバンドとして確立させていきたかったし、ニルヴァーナが影を落としているようなことにはしたくなかったし、それをすごくまっとうなやり方でやりたかったんだよね」とデイヴは説明している。「というのも、ニルヴァーナがなかったら今の俺がなかったのは確かだし、俺のありとあらゆるものはあのバンドに負っているからなんだよ」。
また、“アイ・シュッド・ハヴ・ノウン”をレコーディングしていて、ニルヴァーナの思い出がいろいろ蘇ったとデイヴは語っている。「“アイ・シュッド・ハヴ・ノウン”はフー・ファイターズの曲でニルヴァーナの曲じゃないんだけど、1991年当時を心底彷彿とさせる瞬間がいくつかあったんだよね」。
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