ザ・プロディジーが5月18日、DVDとCDの2枚組作品『ライヴ - ワールズ・オン・ファイア』をリリースした。
同作は、昨年7月にイギリスのミルトン・キーンズ・ボウルにてプロディジーが開催した『ウォリアーズ・ダンス・フェスティバル』の模様を収録したもの。このフェスは、プロディジーのほか、エンター・シカリ、チェイス&ステイタス、ダズ・イット・オフェンド・ユー・ヤーも出演し、約65,000人を動員した。
『ライヴ - ワールズ・オン・ファイア』のCDには同フェスのライブ音源が収録され、DVDには、ライブの模様のほか、世界各地で撮影されたライブ・シーン及びオフ・シーン、またフォト・ギャラリーも収められている。ザ・プロディジーのリアム・ハウレットはこの作品について、次のように語っている。
「ただ普通のDVDを出すなんて今まで興味がなかったけど、これはライヴ・オーディオ・アルバムにDVDを付けたものだ。俺はライヴDVDなんてやりたいと思わなかったし、正直に言うと、ライヴ・アルバムだって好きじゃなく、乗り気じゃなかった。でも、監督のポール・ダグデイルが編集した映像を少し見せてくれた時に、数トラックやるのはいい考えだと思った。オンラインか何かで入手できるようにね。ただ、彼はたくさん撮影していたから、映像の量がとにかく多かった。彼が編集しはじめた時、エネルギーを感じ、そのアイディアを真剣に考えるようになった。それで、俺たちが目にしたもの、耳にしたものが気に入ったから、この計画を進めようと思ったんだ。」
「以前もライヴ・トラックをリリースしているけど、ライヴ・アルバムをやろうと思ったことがなかった。何トラックかミキシングをしはじめたら、本当に壮大な音だった。単にライヴでプレイしただけのアルバムではなく、その時のことを正確に再現することが大切だ。5.1サラウンドのミキシングは、まるで俺を観衆の真ん中にいるかのように感じさせたよ。ライヴ・アルバムを制作するからには、あの公演しかなかったね。」
また、現在製作中のニュー・アルバムについてリアムは、「ダーティで、ヘヴィで、実にTHE PRODIGYらしい危険な音になる」と話している。
ザ・プロディジー
DVD+CD
『ライヴ - ワールズ・オン・ファイア』
発売中
<ビクターエンタテインメント>
VIZP-99
¥4,725
※豪華デジパック、日本語字幕付