フランツ・フェルディナンドのギターのニック・マッカーシーはシェイクスピアをベースにした人形劇用のサウンドトラック・アルバムを書き上げたという。
劇は『テンペスト』をベースにした『The Tempest Puppet Music Show』というもので、ニックは俳優のフィリップ・プレスマン、デザイナーのハンク・シュミット=イン=デル=ビークの3人で3年かけて製作を進めてきたとNMEに語っている。ニックが書いたスコアそのものは『グリース』や『ジーザス・クライスト・スーパースター』などのミュージカルや、テレビ・コメディの『Flight of the Conchords』などをインスピレーションにしているとか。
ニックはフィリップ・プレスマンと今回のスコアを共作したそうで、9月7日から9日にかけてロンドンのウィルトンズ・ミュージック・ホールで行われる公演では音楽は生演奏で提供されるという。また、今後アルバムとしてのリリースの可能性もあるとニックは次のように語っている。
「過去3年の間に断続的に音楽を書き続けてきたんだけど、舞台に音をかろうじて持ってくるくらいの時間しかなかったんだよね。というわけで、新たに書いた曲ももちろんあるんだよ。アルバム1枚分もの音源を制作してるから、いずれPCで買えるようになるはずだよ。ぼくとしては美しいアルバムになったと思うんだ。だから、舞台にまでする甲斐もあったと思うんだね」
さらにフィリップとの仲についてはこう語っている。「フィリップとは10代の頃から一緒に音楽をやってきてるんだよ。今回の曲はグラスゴーで一緒に書いてたんだけど、これがシェイクスピアの言葉にしっくりはまってね。もう信じられなかったね。音そのものは70年代のミュージカルの流れを汲んだ感じで、『ジーザス・クライスト・スーパースター』や『ヘアー』、『グリース』にちょっとサイモン・アンド・ガーファンクルを放り込んで、そこにFlight of the Conchord的な新しさも加えたというかね」。
シェイクスピアについてはこう語っている。「学校時代はシェイクスピアで苦労させられたことはないから、嫌いじゃないよ。ただ、グローブ・シアターとか、ああいういんちき臭い伝統主義的なシェイクスピア劇とかは嫌いなんだ。それとぼくは『夏の夜の夢』アレルギーでもあるんだよ。特にイギリスの偉人として誇りに思ってるわけじゃないけど、シェイクスピアの作品の中からロックロール的なものを引き出すことはできると思うんだよ。シェイクスピアの本質としてね」
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