トム・ヨークが北アメリカ縦断原油パイプライン計画を批判

トム・ヨークが北アメリカ縦断原油パイプライン計画を批判 - 2011年作『ザ・キング・オブ・リムス』2011年作『ザ・キング・オブ・リムス』

カナダのアルバータ州アサバスカの油砂から原油を採出し、カナダからアメリカを縦断して最終的にはメキシコ湾岸までその原油を送るパイプラインを建設するキーストーンXLプロジェクトについて、レディオヘッドのトム・ヨークは反対意見をバンドのオフィシャル・サイトで唱えている。

もともとこの計画については化石燃料からクリーン・エネルギーへ転換しようとするエネルギー政策を後退させるという批判もアメリカでは上がってきたが、現時点でアメリカ国務省ではこのプロジェクトが国家利益につながるかどうかとの判断を保留している。しかし、いずれオバマ大統領が判断を迫られることについてトムは「気候温暖化による自然破壊赤ボタンを押すのかどうか、近いうちオバマ大統領は決めなくてはならない」と綴っている。

また、トムはオバマ大統領が「油砂を利用したこの悪夢を推し進めたがっている草の根運動を装った業界団体から相当なプレッシャーに晒されている」とも書いていて、ワシントンDCのホワイトハウス周辺で8月20日から9月3日にかけてパイプライン建設への抗議デモを行う団体ター・サンド・アクションへの支援を呼びかけている。「政治の常として、オバマ大統領がダメだと言うのを後押しするためにも、大きな反対運動を形として見せる必要があるから」とトムは説明している。

このカナダの油砂開発にトムが言及したのはこれが初のことではない。昨年の3月にもトムはコペンハーゲン・サミットでカナダ政府がカナダのCO2排出量枠の増加を要求したことを受けて、「進歩的であることで知られているカナダ人が言い出すこととはとても思えない」と苦言を呈していた。さらに同じ月にトムは銀行などの投資先をよく調べるべきだとコメントし、「自分の年金基金がカナダの油砂開発に投資されてたとしたら最悪だよ。自分が生きていける星がなくなるっていうんじゃ年金なんか意味ないからね」と書いていた。
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