レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、自身の「俳優キャリア」を振り返る

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、自身の「俳優キャリア」を振り返る - 2011年作『アイム・ウィズ・ユー』2011年作『アイム・ウィズ・ユー』

新作『アイム・ウィズ・ユー』を引っ提げて現在ヨーロッパをツアー中のレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、実はベースのフリーは1983年に映画『Suburbia』に出演して以来、数々の映画作品に出演してきたことでも知られる特別出演役者のベテランでもある。自分でも「あまりぱっとしない特別出演キャリア」と呼んでいるが、意外とさまざまな話題作にも顔を出している。自分ではひどい役者だと言いながらも、「ある日を境に演技の秘訣がわかった」とフリーは説明していて、しかし、その日以来、出演依頼が舞い込んだことがないのだそうだ。そんなフリーの代表作についての感想をローリング・ストーン誌が聞き出している。

まずは1998年のコーエン兄弟による傑作『ビッグ・リボウスキ』。この作品ではドイツ系のニヒリストとして出演しているが、フリーとしてはコーエン兄弟の製作現場を実際に目の当たりにしたということを強烈に思い出すとか。文字通り、ふたりはお互いのアイディアや会話までふたりで完成させる補完関係にあったとフリーは回想しているが、基本ふたりはストーナー(クサ好き)2人組だとか。

「コーエン兄弟はその時々で自分たちがはまっているもののカルチャーをしっかり捉える力があって、そのなかでもストーナー・カルチャーはものすごく重要だよね。この映画はもう世界的な言語になってるんだよ。世界中のストーナーがこれで集えるんだよ。みんな同じ言葉は喋れないけど、大麻を吸って『ビッグ・リボウスキ』を観ることならできる。なんかブルースが好きだってみんなで共有しているような、そんな感覚なんだよね」

2本目は1989年の『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で、この撮影を行った時には『アップリフト・モジョ・パーティ・プラン』のクラブ・ツアーを各地でやっていた頃で、かなりの遠隔地から撮影に駆けつけなければならなかったとか。この撮影では2時間しか寝ていなくて、おかげで祖母に編んでもらったセーターを旅の途上でなくしてしまったのが唯一の思い出だとか。

3本目はチャーリー・シーン主演の1994年の『ザ・チェイス』。「これにはアンソニー(・キーディス)と一緒に演技をやってるんだよ。テレビのインタビューとか、そういうの以外でアンソニーとやった外仕事はこれだけだから。一緒にやってて楽しかったし、ものすごく様子のおかしい田舎もんのキャラをアンソニーと作り上げたんだよね。俺たちの台詞とかはもうずっとアドリブでさ。セットには(警察官役の)ヘンリー・ロリンズもいて、ずっと尊敬してきたから一緒につるめてよかったよ。これはプレミア上映の機会に観て、それ以来は2度と観てないかな」

『ビッグ・リボウスキ』のフリーの出演シーンのひとつはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=w6_PtNRYhy0&feature=player_embedded

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』の出演シーンはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=Km6bFBSVty4&feature=player_embedded

アンソニーとフリーの『ザ・チェイス』出演シーン紹介動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=X9a0SM46D7M
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