UB40のメンバー4名が破産、財産など差し押さえに

UB40のメンバー4名が破産、財産など差し押さえに - 1980年作『Signing Off』1980年作『Signing Off』

1978年から活動を続けているバーミンガム出身のレゲエ・ユニット、UB40が破産していたことが明らかになっている。バンドのうちの4人のメンバー、ブライアン・トラヴァース、ジミー・ブラウン、テレンス・オズワルド、ノーマン・ハッサンがバーミンガム地方裁判所によって破産を宣告されたという。

今回の破産の前にはバンドのレコード会社とマネジメント事務所を兼務していたDEPインターナショナルの破綻が明らかになっていたが、バンドでは会社の財務をめぐってメンバー間の対立に発展していて、2008年にはこの問題がこうじてボーカルのアリ・キャンベルが脱退へと追い込まれていた。

今回の破産宣告は1年まで有効なので、その間に管財官は債務履行のためにメンバーの所有物を自由に差し押さえることになるとデイリー・テレグラフ紙が伝えている。

脱退と同時にボーカルの座を兄のダンカンに譲ったアリは今回の破綻は来るべくして来たものでバンドのメンバーにもそう警告していたはずだと語っている。

「ぼくがバンドをやめたのはまさにこのためだったんだよ。みんなと一緒にいて一番怖かったのがこのことだったんだ。いずれ破綻すると。誰もぼくがそんなことは言ってなかったとは言えないはずだよ」

なお、アリのやはり兄でオリジナル・メンバーのロビンは今回の破産宣告を免れたという。バンドは新作を制作中だったといわれている。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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