カニエ・ウェストの後押しを得て9月に『ファイナリー・フェイマス』でデビューを果たしたロスアンジェルスのMCビッグ・ショーンは自身も所属するカニエのレーベル、グッド・ミュージックのコンピレーション・アルバムが仕上がりつつあるとMTVニュースに語っている。
「まずはグッド・ミュージックのアルバムをやるんだよ。みんなで取りかかっているところなんだ。みんなっていうのはだから、俺、カニエ、(キッド・)カディ、サイハイ、ジョン・レジェンド、コモン、プッシャー・T、ミスター・ハドソンとか、グッド・ミュージックと契約してるみんなってことだよ。みんなで今アルバムを作ってて、もう少しで終わりそうなんだ」
この顔触れが勢揃いした内容としてはカニエが昨年の夏から毎週音源をネットで無料配信し続けたグッド・フライデイズ・シリーズを思わせるだけに2012年のヒップホップ最大のリリースのひとつになるとビルボード誌は伝えている。ビッグ・ショーンによれば、リリースは春頃になるとのことで、夏にはビッグ・ショーンは自身のセカンドのリリースも予定しているとか。
なお、ジェイ・Zはカニエとのザ・スローンとしてのセカンドも来年リリースするとほのめかしてきているが、次のように語っている。
「今俺たちはクリエイティヴな意味ですごいところにいるんだよ。だから、来年はジェイ・Z、カニエ、それからザ・スローンの新作にありつけるかもしれないね。本当に俺たちは自分たちのゾーンを発見したんだよ」