かつてデペッシュ・モードのオリジナル・ラインナップではメンバー同士だったマーティン・ゴアとヴィンス・クラークの新ユニットVCMGによる新作『Ssss』の詳細が明らかになった。
アルバムは10曲入りで3月12日にミュート・レコードからリリース予定で、マーティンとヴィンスとしては30年ぶりのコラボレーション作品となる。デペッシュ・モードのオリジナル・メンバーだったヴィンスは81年の『ニュー・ライフ』リリース後に脱退、後任としてアラン・ワイルダーがデペッシュ・モードに加入した。
ヴィンスはその後、アリソン・モイエとともにヤズーを結成し、さらにはヴォーカリストのアンディ・ベルとイレイジャーを結成するなど、さまざまなプロジェクトで活躍してきていて、イレイジャーとしても11月1日に新作『Tomorrow’s World』をリリースしたばかりだ。
今回の新作『Ssss』についてはマーティンとヴィンスはそれぞれのスタジオで別々に作業を進め、音源を常にメールでやりとりしていきながら作品に仕上げていったそうで、ふたりの共作による共同プロデュース作品となっている。
昨年の夏、今回のヴィンスとのコラボレーションについてマーティンは次のようにビルボード誌に語っていた。「これまでのプロジェクトとは違うものなんだ。メールとファイル共有っていう性格の方が強いというか。完璧にこれまでやってきたことは別物で、ヴォーカルもなければ、すべてインストゥルメンタルっていうね」。
『Ssss』のトラック・リストは以下のとおり:
'Lowly'
'Zaat'
'Spock'
'Windup Robot'
'Bendy Bass'
'Single Blip'
'Skip This Track'
'Aftermaths'
'Recycle'
'Flux'
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