ポール・マッカートニーは2月8日にリリースする新作『キス・オン・ザ・ボトム』のタイトルについていたずらっぽい要素を残したかったと語っている。
タイトルは収録曲でファッツ・ウェラーの1935年のヒット曲のカヴァー“手紙でも書こう”の歌詞の一部を引用したものだとポールは説明しているが、アルバムをめぐってちょっとした論争があるのも「精神衛生上いいもんだ」とポールは語っている。なお、ポールがここで論争と言っているのは、このタイトルが歌詞の文脈から手紙の便箋の下の方にキスをたくさん込めてという意味にも、あるいはお尻にたくさんキスをするとも取れることについてだ。
タイトルについてサンデイ・タイムス紙に訊かれてポールはこう答えている。「ぼくはいたずらが好きなんだよ。精神衛生上いいもんでもあるし。いい意味合いっていうのは、いつだってみんなが思いたがる悪い意味合いあってこそのものだからね」。
新作は“マイ・ヴァレンタイン”“オンリー・アワ・ハーツ”の新録曲のほかはポールが子供時代に聴いた楽曲のカヴァーで構成されていて、ジャズ・ミュージシャンでエルヴィス・コステロの妻としても知られるダイアナ・クラールとダイアナのバンドとともにレコーディングされ、プロデューサーはトニー・リピューマが務めている。エリック・クラプトンとスティーヴィー・ワンダーなども客演を果たしている。
また、ポールは当初、レーベルがアルバムのタイトルを快く思わず、タイトルを変更するようにと泣きつかれたことを次のように説明している。
「タイトルについての提案をしたら、レコード会社からものすごく神経質そうなメールが来て、『ポール、どのような状況下にあっても、これはできません』って書かれてあったんだ。幹部のひとりにいたっては、きついボディブローを一発食らった気分になったとまで言ってたよ」
『キス・オン・ザ・ボトム』のトラックリストは以下のとおり:
01. 手紙でも書こう
02. ホーム
03. イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン
04. もう望めない
05. グローリー・オブ・ラヴ
06. ウィ・スリー
07. アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ
08. マイ・ヴァレンタイン(新曲)
09. オールウェイズ
10. マイ・ヴェリー・グッド・フレンド・ザ・ミルクマン
11. バイ・バイ・ブラックバード
12. ゲット・ユアセルフ・アナザー・フール
13. インチ・ワーム
14. オンリー・アワ・ハーツ(新曲)
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