4月4日に『ピンク・フライデー』に新録曲を加えた拡大盤『ロマン:リローデッド』をリリースするニッキー・ミナージュは2月5日に行われたマドンナのスーパーボウル・ハーフタイム・ショーで、一緒に“Gimme All Your Luvin’”に共演したM.I.A.がパフォーマンス中に中指を突き立てたことをがっかりしたとビルボード誌に語っている。

「わたしも相当に頭がおかしい女だけど、さすがにマドンナという虎の威を借りてああいうことはできないと思う。こういうことにはペナルティとして罰金が課せられるわけで、だから、マドンナに課せられることだけは避けたいなあと思ってたんだけど。マドンナはM.I.A.がどういうアーティストかよくわかってるはずだし、わたしたち全員を引き受けること自体がマドンナにとってのリスクになるわけで、わたしたちってどちらも爆竹みたいな人間なんだけど、それでも引き受けてくれたわけだから。マドンナも今のようなアイコンになるまで相当にクレイジーなことをやってきてるわけだから、それでM.I.A.のことも許せたんだと思う」

さらにニッキーはこう続けている。

「わたしはM.I.A.が大好きだし、間違ったことは言いたくない。でも、個人的にはああいうことは、マドンナへの敬意から自分にはできないと思う。それが生むなんかしらの反発をマドンナには負わせたくないから」

M.I.A.の中指突き上げパフォーマンスについてはマドンナ自身もパフォーマンスのポジティヴな雰囲気と相反するもので「気に入らなかった」と語っている。「10代的なくだらない振る舞いだし、あのパフォーマンスには愛と全体感があまりにも溢れてたから意味がなかったと思うし。ただ浮いちゃっただけで」。

その一方で、なお、ニッキーのニュー・シングル“Stupid Hoe”のヴィデオ・クリップはブラック・ミュージック全般を専門とする放送局BETでは放送禁止となっている。

“Stupid Hoe”のヴィデオはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=T6j4f8cHBIM&feature=player_embedded


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