先週リル・ウェインが所属するキャッシュ・マニー・レコードへと移籍を発表したリンプ・ビズキットはリル・ウェインとのジョイント・シングル“Ready to Go”を来週リリースすると明らかにしている。シングルのレコーディングは先週フロリダ州マイアミで行われたそうで、プロデューサーはキャッシュ・マニーの創業者であるブライアン・“バードマン”・ウィリアムズが手がけているとビルボード誌が伝えている。ウィリアムズはこう語っている。
「世の中にリンプ・ビズキットが俺たち組んだと知らせるのに最高のやり方になるよ。ロックだけど、ヒップホップ・ロックなんだ。ヒップホップ・ロックをやるのに必要なたしなみが俺たちには備わってるんだな」
さらにウィリアムズはリンプ・ビズキットが現在ツアー中のオーストラリアから戻った時点でキャッシュ・マニーからリリースされる新作の制作に入ることを明らかにしている。「あとはスタジオに入って仕上げるだけなんだよ。アルバムは今年中に出そうと思ってるけれども、とりあえずシングルを出すってことでね。そこからいろんなヴァイブを発信していくんだよ」。
「フレッド(・ダースト)もすっかり俺たちの環境に馴染んでくれてるからね。俺たちのなんたるかがわかってくれてるんだよ、懸命に働いて献身することっていうね。俺から見れば連中は業界一の働き者だよ」
さらに独占的にヒップホップを扱っているレーベルでロック・バンドと契約することについてウィリアムズはこう語っている。「素晴らしい才能をみつけたら、俺たちはそれを迎えるまでさ。リンプ・ビズキットは俺たちにとっては最高のマッチングなんだ。もともとフレッドがやりたがってたことで、俺も前からファンだったから、俺も『じゃあ、やろうぜ』って話になったんだよ。俺たちのブランドにはいいことだし、俺たちに対して違った見方もしてもらえるし、これからそっちの路線も間違いなく探っていくことになるよ」。
リンプ・ビズキットは昨年の6枚目のアルバム『ゴールド・コブラ』リリース後、2011年いっぱいでユニバーサルから契約を解除されていた。
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