5月23日に1971年の傑作セカンド・ソロ『ラム』をリマスタリング再発するポール・マッカートニーだが、アルバム制作当時のことをデラックス・ヴァージョンに収録されるDVDのドキュメンタリー『Ramming』で語っている。今回の再発では、「スーパー・デラックス・エディション」の場合、112ページのブックレット、写真プリント、手書きの歌詞やメモの複製、CD4枚にDVDが収録されることになっているが、「デラックス・エディション」以上に収録されるDVDのドキュメンタリーでポールは次のように語っている。「ぼくはちょうどあの恐ろしいビートルズの解散の最中にあってね。蟻地獄に呑まれていくような気分だったんだ」さらにポールはこう語っている。「そこへある日突然閃いてね、ぼくたち(家族)でみんなどっか行っちゃえばいいんだってわかって、大好きだったスコットランドに行くことにしたんだよ。それで手持無沙汰だった時にはギターでいろんなものを書いてたんだ。そのうち『ビートルズの後にやる作品は重要なものじゃなきゃ』って気負うのはやめて『これが行くべき方向なのかな、ただ楽しめばいいんだっていう』と思うようになったんだよ」。また、一緒にクレジットされている最初の妻リンダについて、ポールは『ラム』制作時に「いつかバンドをまた組んだら一緒にやる?」と訊いたことを明かしている。その後、「やる」との答を得て、リンダはウィングスに参加することになった。なお、ポールは新作『キッス・オン・ザ・ボトム』の“マイ・ヴァレンタイン”のヴィデオ・クリップ3種類を公開している。1本は『パイレーツ・オブ・カリビアン』で有名なジョニー・デップが主演し、もう1本は『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが主演し、3本目はふたりが共演するという構成になっている。なお、“マイ・ヴァレンタイン”は“オンリー・アワ・ハーツ”と並んで基本的にジャス・スタンダード曲のカヴァー集である『キッス・オン・ザ・ボトム』に収録されたポールのオリジナル曲。また、「底に残されたキス」とも「おしりへのキス」ともとれるタイトルへの批判をポールはまったく無視していて、よくビートルズというバンド名についてバカにされたことを思い出させるだけだと語っている。先にポールはアルバムのタイトルについて「ぼくはいたずらが好きなんだよ。精神衛生上いいもんだしね。いい意味合いっていうのは、いつだってみんなが思いたがる悪い意味合いあってこそのものだからね」とも語っていた。ポールの『ラム』制作ドキュメンタリー『Ramming』の予告編はこちらから→
http://www.nme.com/nme-video/paul-mccartney---my-horrendous-beatles-break-up/1564979532001"マイ・ヴァレンタイン"ナタリー・ポートマン編はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=FAApccf11hs&feature=player_embedded"マイ・ヴァレンタイン"ジョニー・デップ編はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=9lkuPt6ylEY&src_vid=f4dzzv81X9w&feature=iv&annotation_id=annotation_477202"マイ・ヴァレンタイン"ナタリー・ポートマン編はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=f4dzzv81X9w&feature=related
(c) NME.COM / IPC Media 2012