ニルヴァーナのカート・コバーンが妻だったホールのコートニー・ラヴとこれまで未公開だったトラック“Stinking Of You”でデュエットを取っている映像がネットで公開されている。
映像はP・デヴィッド・エバソール監督による元ホールのドラムのパティ・シュメルのドキュメンタリー映画『Hit So Hard: The Life And Near Death Story Of Patty Schemel』からの一部で、作品はパティの半生とその破滅的な生き様を描きつつ、90年代におけるシアトルのミュージック・シーンの隆盛を紹介するものになっている。
映像ではコートニーがアコースティック・ギターで“Stinking Of You”を演奏する姿が捉えられていて、そこにカートが歌で加わるというものになっている。また、カートとコートニーが娘フランシスと過ごしている姿なども映像として収録されている。
なお、先週元ホールのギターのエリック・アーランドソンはカートが1994年の自殺の前にソロとしてのデモ音源をアルバム1枚分も制作していて、ほとんど誰にも聴かれていない音源になっていたと次のように語っていた。「カートは本当にクールな方向に向かってたんだよ。きっとカートにとっての『ホワイト・アルバム』になってたと思うな。カートが向かってたのはそういうところだったんだ。ソロ・アルバムだけど、いろんな人とやってみるっていうね」
また、エリックは4月13日に元ホールのコートニー・ラヴ、ドラムのパティ・シュメル、ベースのメリッサ・オフ・ダ・マーと15年ぶりに90年代後半のラインナップのホールとしてライヴを行っている。
コートニーとカートによる"Stinking Of You"の動画はこちらから→
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