レディー・ガガは「挑発するために挑発的なのではない」とマネージャー語る

レディー・ガガは「挑発するために挑発的なのではない」とマネージャー語る

その内容の過激さから6月3日のインドネシア公演の開催許可が取り消されてしまったレディー・ガガのボーン・ディス・ウェイ・ボール・ツアーだが、レディー・ガガのマネージャーのトロイ・カーターは、たとえ一部の国で公演ができなくなることがあってもライヴの内容をトーン・ダウンさせるつもりはないとあらためてタイのバンコクで確認している。

カーターはこれからも「現状のままライヴは上演されることになる」と宣言していて、レディー・ガガは「決して挑発したくて挑発的になっているわけではない」とレディー・ガガのパフォーマンスを擁護している。

ジャカルタでは6月3日に予定されていたボーン・ディス・ウェイ・ボール・ツアー公演は、3つのイスラム系団体から開催の中止を求められていて、イスラム防衛戦線(FPI)のジャカルタ本部のサリーム・アラタスは「レディー・ガガは歌う時にパンティとブラジャーしか着ない下劣な歌手であり、悪魔の子の代理人であり、悪魔的な教えを広めることになる」としていて「これは危険である」と断定している。

その後、レディー・ガガはライヴの内容を変えるつもりはないことを次のようにツイートしている。

「ジャカルタ公演の状況は二重の縛りになっていて、まずインドネシア当局はライヴの内容を自主規制しろと言っていて、その一方で過激な宗教団体はそれとは別に暴力に訴えるのも辞さないと言っているのね。でも、開催の認可さえ下りれば、わたしはボーン・ディス・ウェイ・ボールをそのまま演奏するだけよね」

インドネシアは国教などを指定していない世俗国家だが、キリスト教、仏教、ヒンズー教などの信者とともに、世界最大数のイスラム教信者を誇るイスラム大国でもある。今回のジャカルタ公演についてはすでにチケットが3万枚販売されてもいたという。

なお、ツアーの皮切りを飾った4月27日の韓国のソウル公演でも18歳未満の観客の入場が禁止されて話題を呼んだが、こちらはキリスト系団体からレディー・ガガの公演が「破廉恥」で青少年への悪影響が懸念されると大きな批判が上がり、当局が18歳未満の入場禁止措置を講じることとなった。

ツアーは25日にタイのバンコク公演を終え、来週シンガポールでの3公演に臨む。インドネシア公演についてはまだ開催許可は取り消されたままだ。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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