5月アメリカ・ツアーを終え、7月からヨーロッパ・ツアーを控えているモリッシーだが、ファンサイトのトゥルートゥユー・ネットに寄せた所信で、先週末から5日まで祝賀が行われたイギリスの女王在位60周年記念を「悪寒と嫌悪感を体現したものだ」として、イギリス王室について「最も無意味な存在」と片付けている。
「今週の女王の在位60周年記念行事は暴政をめぐる新しい教訓をもたらし、イギリスの貧困層が抱える悪寒と嫌悪感を体現したものであって、しかも、すべてが当たり前のように、国民の経費でまかなわれたんだよ! 知性を多少なりとも備えている人間だったら誰しもが貶められていると思わずにはいられないものだったはずだよ」とモリッシーは祝賀期間を振り返っている。
さらにこうも続けている。「中東で罷り通っている独裁と専横をイギリス政府は体よく嫌悪してみせてはいるけれども、この惑星に棲む人間で最も過剰に報酬を与えられ最も無意味な存在として機能しているイギリスの『王室』によって行われている暴挙についてはまったく検証されたこともないんだ。ぼくたちの敬意をかちとるだけのことはなにひとつしたこともないのに、王室は常に見返りとしてすべてのものを要求する。これはあまりにも巧妙で厚顔無恥な利益の搾取というものだよ。ただ、こういうぼくもBBCテレビの(討論番組の)『クェスチョン・タイム』に出演してこうした意見を述べるように依頼されていることは言っておくべきことかもしれないね。でも、イギリスのメディアに出てみたところで、笑いものにされずに済むなんてことはありえるのかな? まずありえないとぼくは思うね」。
なお、同じ所信でモリッシーは、今回の来日で再び日本に惚れ直したと語っているが、それは街のヴェジテリアン・メニューとタワー・レコードの充実ぶりに依るもののようだ。
