6月20日に5年ぶりのオリジナル・アルバムとなる『オセアニア』をリリースするザ・スマッシング・パンプキンズだが、ビリー・コーガンはロック・サイトのアンタイクワイエットでレディオヘッド批判をぶち上げている。
「ウィアード・アル・ヤンコビックを除いて、ぼくほどロックを愛し、またロックをけなしてきた人間はいないと思うよ。もちろん、ロックへの敬意というのはいつもあるんだけど、どんなものをけなせばいいのかっていうことがわかるくらいの知性もぼくにはあるよ。だから、レインボーをけなすことはしないよ。ディープ・パープルだってけなさないよ。だけど、レディオヘッドはボコボコに言わせてもらうよ、あんだけ偉そうにしてるんだからさ。今の価値基準じゃ、ジョニー・グリーンウッドの方がリッチー・ブラックモアより偉いらしいね。でも、それはぼくの世界じゃ通用しないよ。ぼくの世界じゃそうはいかないんだ。そうやっていろいろ言い返してる自分がいるわけだよね。では、リッチー・ブラックモアはぼくやジョニー・グリーンウッドよりずっといいギタリストなんだろうか。そりゃそうに決まってるよ。では、ぼくたちは全員しっかりロックに貢献もしてないんだろうか。そういうことを言ってるんじゃないんだよ。ぼくはレインボーなんかよりももっと価値があるってまことしやかに言ってみせる尊大さを糾弾してるんだ。もうこういうのは飽き飽きしてるんだけどね。さんざん辟易してるのに、みんないまだにそうでもなさそうなんだよね」
ここのところ、ビリーは気炎を上げていて、ザ・キュアーのロバート・スミスが自分を口説きにかかってきた、あるいはペイヴメントはオルタナティヴ・ロックの死を体現しているなどといった発言を繰り返してきている。