現在、アメリカでリンキン・パークとジョイント・ツアーを行っているインキュバスはツアー後に活動休止に入ることを明らかにしている。
バンドは2006年の『ライト・グレネイズ』と11年の最新作『イフ・ノット・ナウ、ウェン?』の間にも活動休止に入っているが、ヴォーカルのブランドン・ボイドはソロ2作目の制作に乗り出していることをほのめかしながらバンドが休みに入ることになると『ビルボード』誌に語っている。
「正直言って、現時点でぼくたちはまったく先の予定が立ってないんだよ。ただ、ぼくはいろいろ仕込んでて、これがソロ2作目になる可能性があるんだ。これが今一番考えられるシナリオかな。だから、現時点でインキュバスに関して言えることはまた休みに入るということかな」
「休みは前回の時ほど長いものにはならないし、ぼくたちがやりたいのはまた活動を始める時には最高の動機と切迫性と純粋さと伴ってやりたいということで、スケジュールをベースにした活動は必ずしもしたくはないということなんだ。それはぼくたちのリスナーやファンには逆に不満も伴うものにはなると思うけど、結果的にその方がぼくたちはいい音楽を作ることになると思うんだよ」
また、ブランドンはバンドのエピック・レコードとの契約も終了したため、この先の活動については逆にとても楽しみにしているとも語っている。
「元々ぼくはコントロール・フリークだから、これからは完全に自分がコントロールできるようになるのが個人的にはすごく楽しみなんだ。だからといって、この先レコード契約をもうしないということじゃないんだけど、しても、ものすごく細かいところまで詰めたものになるし、古き良きレコード契約にはならないということだよ。もし、そんなものがまだ存在してるんだとしたらね」
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