ビーディ・アイ、ミューズ、ザ・フーらがロンドン・オリンピック閉幕式典でパフォーマンスを披露

ビーディ・アイ、ミューズ、ザ・フーらがロンドン・オリンピック閉幕式典でパフォーマンスを披露

ロンドン・オリンピックでは8月12日に閉幕式典が行われ、ビーディ・アイ、ミューズ、ザ・フーらが式典パフォーマンスを行なった。

ビーディ・アイは式典中の『A Symphony of British Music(イギリス音楽交響曲)』というセクションで登場し、オーケストラをバックに"ワンダーウォール"を演奏し、リアム・ギャラガーは式典に参加した選手らやオーディエンスとともに1995年のこのヒット曲を歌い上げた。リアムにとって09年にオアシスが解散して以来、この曲を公式に歌うのは初めての機会となった。

ミューズはオリンピック公式テーマ曲となった"Survival"を大コーラス隊とともに演奏し、メドレーを披露したザ・フーは"マイ・ジェネレーション"で式典の締め括りを飾った。

式典パフォーマンスの序盤はプロフェッサー・グリーンとエミリー・サンデーの"リード・オール・アバウト・イット"がオープナーを飾り、新聞紙面のような模様のステージの上でエミリーはこの曲を歌い上げた。

イギリス国歌の後には爆発的な人気を誇ったコメディ・ドラマ『オンリー・フールズ・アンド・ホーセズ…』中のバットマンとロビンのコントが再現され、それに続いてマッドネスが"アワ・ハウス"をトラックの荷台で演奏し、その間、数百名のエキストラがストリート・パーティを模して踊りを披露した。

ペット・ショップ・ボーイズは"ウェスト・エンド・ガールズ"を演奏し、そこからパフォーマンスはワン・ダイレクションの"ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル"のパフォーマンスへと続き、その後、ザ・キンクスのレイ・デイヴィスは自身のテムズ川へのオマージュ"ウォータールー・サンセット"を披露した。オープニング・セクションのフィナーレにはエミリー・サンデーが再登場し、この16日間のうちの最も印象的な光景の数々がヴィジョンで映し出されていくのにあわせて"リード・オール・アバウト・イット"を再び歌い上げた。

『A Symphony of British Music』セクションではまず冒頭にジョージ・マイケルが登場してワム!の"フリーダム"を歌い上げ、その後新曲"White Light"を披露。ユニオンジャック旗の模様を施したスクーターの後ろにそれぞれに乗って登場したカイザー・チーフスはザ・フーの"ピンボール・ウィザード"のカヴァーを披露した。

その一方で、式典でピンク・フロイドと共演すると事前に語っていたエド・シーランはピンク・フロイドのドラムのニック・メイソン、ジェネシスのマイク・ラザフォード、ザ・フィーリングのリチャード・ジョーンズをバックに迎えてピンク・フロイドの"あなたがここにいて欲しい"を歌い上げ、その間、スタジアムの頭上で綱渡り師によるパフォーマンスも披露された。

ラッセル・ブランドは1971年の映画『夢のチョコレート工場』からの"Pure Imagination"を披露した後に先に音源を制作してあったビートルズの"アイ・アム・ザ・ウォルラス"のカヴァーを披露した。それに続いてファットボーイ・スリムはネオンで輝く巨大な蛸の中から自身のヒット曲のセレクションを披露した。

ジェシー・Jは白いロールス・ロイスの後ろで"プライス・タグ"を披露し、その後、タイニー・テンパとの共演曲"リトゥン・イン・ザ・スターズ"をデュエットし、さらにタイオ・クルーズとはザ・ビージーズの"ユー・シュッド・ビー・ダンシング"を披露した。

その後、流出したリハーサル画像などから出演が噂されていたスパイス・ガールズがそれぞれに電飾を施したロンドン・タクシーに乗って登場し、デビュー曲"ワナビー"やヒット曲"スパイス・アップ・ユア・ライフ"を熱狂的に迎えるオーディエンスの前で披露した。

さらに人間大砲弾が失敗するというコントではモンティ・パイソンのエリック・アイドルが登場し、コントの後には映画『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』からの"Look on the Bright Side of Life (All Things Dull and Ugly)"を披露し、その間、ローラーブレードで走り回る尼僧たちがユニオンジャック旗柄の下着をチラ見させたりした。

その後、ヴィジョンに映し出されたクィーンのフレディ・マーキュリーのパフォーマンスが披露されると、ブライアン・メイが登場し、ドラムのロジャー・テイラーと、ヴォーカルにジェシー・Jを迎えた"ウィー・ウィル・ロック・ユー"の演奏へと雪崩れ込んだ。

続いてテイク・ザットが"ルール・ザ・ワールド"を披露するとスタジアムのオリンピック聖火が消され、ザ・フーが"ババ・オ・ライリー"、"シー・ミー・フィール・ミー"、"マイ・ジェネレーション"などを含んだメドレーを披露してフィナーレとなり、2012年ロンドン・オリンピックは幕を閉じた。

なお、式典開催後、この日演奏された楽曲を含んだアルバム『A Symphony of British Music: Music For The Closing Ceremony of the London 2012 Olympic Games』がiTunesでリリースされている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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