ノエル・ギャラガー、ダンス・ミュージックをダメにしてしまった原因は自分にあると語る

ノエル・ギャラガー、ダンス・ミュージックをダメにしてしまった原因は自分にあると語る

ノエル・ギャラガーが『Q』誌のインタヴューに答えて、ダンス・ミュージックをダメにして申し訳ないと語っている。

現在東南アジアをツアーで回っているノエルだが、コーチェラに出演した際にハウス・ミュージックを聴きまくる機会に恵まれ、その際ふと、1990年代にハウス・ミュージックからギター・ミュージックへとリスナーの人気が移ったのは、オアシス人気が巨大化したのがきっかけだったと気づいたと『Q』誌に語っている。

「ここ最近で一番楽しかった夜はコーチェラでのことでさ。朝の7時までずっとハウス・ミュージックの名トラックをこれでもかとばかりに聴きまくってて、『なんで音楽ってこんな変わっちゃったんだろうな? どうしてこのままじゃいけなかったんだろう?』って話し合ったりしてたら、誰かが『おまえのせいだよ!』って言い出して、俺も『そうだな、こりゃ申し訳なかった』って言ったくらいなんだ」

また、ノエルは" AKA…ホワット・ア・ライフ!"についてこれまで自分が作ってきたトラックの中でも最もダンサブルなものだと次のようにも語っている。

「ハシエンダ(イギリスのハウス・シーン隆盛の発信地ともなったマンチェスターのクラブ。1997年に閉鎖した)で実際にかけてもらえたかもしれないようなトラックを書くのに20年かかったっていうわけだよ」

また、ノエルは先頃、オアシス時代における『ビー・ヒア・ナウ』の失敗を繰り返さないためにも来年はしっかり休みたいと語っている。

「これ以上なんかやっても台無しになるだけだから。『モーニング・グローリー』の後始末がまさにそういうもんだったからね。まだまだ行けるぜってやっちゃって、その挙句の果てが『ビー・ヒア・ナウ』だったからさ」

一般にオアシスのサード・アルバム『ビー・ヒア・ナウ』はオアシス最大の駄作と評されることが多いが、ノエル自身も「野郎の愚連隊がコカインをスタジオでキメまくって、どうでもよくなってる」作品だと評している。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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