アルト・ジェイ、レディオヘッドと比較されるのはまだ時期尚早だと語る

アルト・ジェイ、レディオヘッドと比較されるのはまだ時期尚早だと語る

イギリスとアイルランドの年度最優秀アルバムに贈られるマーキュリー賞の最有力候補とも目されているアルト・ジェイだが、新しいレディオヘッドと形容されることについてはまだ時期尚早だと謙遜している。

バンドのデビュー・アルバム『アン・オーサム・ウェーヴ』は当初はマーキュリー賞受賞作を占うブックメーカー(賭け屋)の間では人気の高い作品だったが、その後オッズは6倍と人気を下げている。ただ、マーキュリー賞受賞作品の最終候補に残ったことで、バンドへの評価はうなぎ上りになっている。

今月に入ってブックメーカーのラドブルックスはバンドをレディオヘッドにたとえてみせてもいたが、『インディペンデント』紙の取材に応えたヴォーカルのジョー・ニューマンはそうしたたとえがまだ時期尚早だとして、こうした煽りがバンドには「かなりのプレッシャーにもなっている」とも語っている。

「レディオヘッドはとてつもないキャリアを歩んできているのに対して、ぼくたちはファーストを出しただけの話だからね。とりあえず、自分たちでもしっくりこないようなアルバムを書くことだけは避けたいところだし」

さらにジョーはこう続けている。「アルト・ジェイ、ファーストはすごくて、セカンドはまあよくて、サードはヘマったね、なんて言われたら最悪だからね」。

その一方でキーボードのガス・アンガー=ハミルトンは態度が偉そうだというこのバンドへの批判にこう反論している。「音楽で最も偉大な達成をしてきた人にも偉そうな人はいるし、そもそもバンドをやるってことはそういうことを自分でもやってみたいということじゃないの。それとぼくたちは自分たちの考えてることを言うために作品を書いてるからね。それだって結構、偉そうだよね」

バンドは10月1日に新しいシングル"サムシング・グッド"をリリースする。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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