2005年のフジ・ロック公演以来となる、7年ぶりの来日を今年のサマーソニックで果たしたニュー・オーダー。今回の来日は、それこそ前進となるジョイ・ディヴィジョンからのオリジナル・メンバーであるピーター・フックが2007年にバンドを脱退してから初めての来日となる。そんなニュー・オーダーを率いるバーナード・サムナーがサマーソニックの現場で応じたインタヴューが、現在発売中のロッキング・オン11月号に掲載されている。
今年の4月、80年代における地元マンチェスターの音楽シーンの中心にあったクラブ、ハシエンダに因んで自身が主催した『ハシエンダ大磯フェスティヴァル』で来日し、ピーター・フック&ザ・ライト名義で、ジョイ・ディヴィジョンの『アンノウン・プレジャーズ』と『クローサー』を2日間にかけて全曲演奏したかつてのバンド・メンバーとの確執について語っている。
「ハシエンダの件は、俺たちのあずかり知らないところで勝手にことが進められていたんだよね。そもそも、どこからおかしくなったかって言うと、まだバンドにいるころに、(ピーターが)密かにハシエンダの商標権を買い取ったんだ。で、その後、やつはハシエンダを売り出しにかかったっていう。ジョイ・ディヴィジョンについても同じことをしようとしている気配があって、それは本当に腹立たしいね。もしハシエンダと同じレベルで売り物にしようとするんだったら、それは俺たちが断固阻止するつもりだよ」