ザ・リバティーンズのカール・バラーはファースト・アルバム『リバティーンズ宣言』の10周年は複雑な心境で迎えていると明らかにしている。
このアルバムについては嬉しい気持ちと悲しい気持ちが同じ分だけ湧き上がるとカールは『NME』に語っている。
「まるでぶるぶる震えてるタイム・カプセルみたいな作品だよ。燦然とした喜びと深い悲しみが対になっているように感じるし、そのふたつの感情があの頃、これらの楽曲を書かせたんだよ」
ただ、カールは10周年になるとは気づかずにいて、「せいぜい5年くらいだろう」という気分でいたため10周年について知らされた時には「ショックだった」とも語っている。
「間違いなく誇りも感じるよ。っていうか、10年ぶりくらいでこのアルバムを通して聴いたのはこの間、『NME』の付録CD(最新号についてくるザ・リバティーンズ・トリビュート・アルバム)を聴いた時のことでさ。しかも、オリジナルのトラックリストさえもう忘れちゃっててね。ただ、アルバムを取り巻く出来事の思い出なら今でもたくさん思い出せるんだよ」
最新号の『NME』の付録となっている、『リバティーンズ宣言』のフル・カヴァー・アルバムにはティム・バージェス、トライブス、スプラッシュ、スペクターなどが参加している。
(c) NME.COM / IPC Media 2012