ジャック・ホワイトのサード・マン・レコードはスコットランドのレーベルと提携してブルースの再発シリーズをリリースしていくという。
今回ジャックが提携したのはスコットランドのドキュメント・レコードで、これまでドキュメントがリリースしてきたチャーリー・パットン、ブラインド・ウィリー・マクテル、ミシシッピ・シークスらの全レコーディングをリマスタリングしてアナログとしてリリースしていくという。最初のリリースは1月29日になるという。
サード・マン・レコードではオフィシャル・サイトで「サード・マン・レコードでは高い評判を呼んでいるドキュメント・レコードの再発シリーズの最初の3枚をアナウンスすることになって大変興奮しています」と発表している。
さらにアナウンスは次のように続いている。
「今回の再発シリーズで紹介していくレコーディングはアメリカのカルチャーを形作る重要な要素のひとつであり、DNAでもあります。ブルース、R&B、エルヴィス、ユース・カルチャー、パンク・ロックなどはすべて、こうした力強く、息をのむようなレコーディングにまで遡ることができます。これほど重要で、何度でも聴くに耐える作品の数々は、すべてのレコード・コレクションにしっかり揃えておくべき音源です」
ドキュメント・レコードは元々ゲイリーとジリアン・アトキンス夫妻が経営しているレーベルだが、今回の再発企画をジャックが思い立ったのは、元々子供の頃に買ったブルース・アルバムの多くがドキュメントのものだったからだという。
ジリアン・アトキンスは今回のような企画は若いリスナーにブルースへの関心を焚きつけるものだとして次のように『スコットランド・オン・サンデイ』紙に語っている。
「今回のコラボレーションによって、特にジャック・ホワイトによってもたらされたものは、まったく新しい若いマーケットを開拓するということで、ジャックは実際にそこに触れてる人なのよね」
チャーリー・パットンの"Mississippi Boweavil Blues"を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/thirdmanrecords/charlie-patton-mississippi
ブラインド・ウィリー・マクテルの"Stole Rider Blues"を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/thirdmanrecords/blind-willie-mctell-stole
ザ・ミシシッピ・シークスの"Jake Leg Blues"を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/thirdmanrecords/the-mississippi-sheiks-jake
(c) NME.COM / IPC Media 2012