再結成したブラック・フラッグ、新作を今年中にリリースすることを明らかに
2013.01.29 19:30
先週、ライヴ出演のため再結成することを発表したブラック・フラッグは新作制作に乗り出していることを明らかにした。
バンドは1976年から86年まで活動していたが、今回は80年のEP『Jealous Again』リリース当時の2代目ヴォーカルを務めたロン・レイズとオリジナル・ギターのグレッグ・ギンらを集めたラインナップで再結成し、イギリスのヘヴィー・フェスト、ドイツのルールポット・ロデオ、そしてアメリカのマディ・ルーツ・ミュージック・フェスティヴァルへの出演を決めている。
その一方で、初代ヴォーカルのキース・モリスはベースのチャック・ドゥコウスキーを抱えたラインナップでもって、フラッグとしてツアーすることを明らかにしていて、ライヴではブラック・フラッグ全キャリアからの楽曲を取り上げると発表している。フラッグはドイツのモンスター・バッシュ・フェスティヴァル、ベルギーのグルーズロック・フェスティヴァル、そしてラスヴェガスで開催されるパンク・ロック・ボウリング・フェスティヴァルへの出演を明らかにしている。
なお、ブラック・フラッグの方はロンとグレッグ、さらにグレゴリー・ムーアとデイル・ニクソンというラインナップで「新作を仕上げているところで、今年中にリリースする」とピッチフォークに語っている。グレゴリーはグレッグの別プロジェクト、ゴーンでドラムを務めていたことで知られているが、デイルの詳細については不明だ。ただ、グレッグは1984年の『マイ・ウォー』での自身のベース演奏を「デイル・ニクソン」としてクレジットしたことで知られている。
一方、フラッグの他のラインナップは、ドラムのビル・スティーヴンソンに、ディセンデンツのスティーヴン・エガートンがギターを務めている。もともと25日にブラック・フラッグのフェス出演と再結成が発表された際には、ラインナップはロン、グレッグ、チャックとドラムのロボと、79年から80年までのラインナップ再現だと伝えられていたが、その後、顔触れの異同があったことが明らかになっている。さらにブラック・フラッグのラインナップは秋からはアメリカ・ツアーも予定しているという。
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