ビョークは2011年の『バイオフィリア』リリース時に公開したiPhoneやiPad用の『バイオフィリア』アプリのAndroid版制作費の公募を行っていたが、これを断念したことを明らかにしている。
ビョークはアーティストが自身のプロジェクトの立ち上げのためによく使う資金公募サイト、キックスターターで資金を募ることにして、『バイオフィリア』アプリが児童への音楽や科学の教育的ツールとして好評だったため、アプリを広く普及させられるソフトとしてアンドロイドとウィンドウズ8向けにプログラミングし直したいと訴えていた。しかし、2月27日の公募期限を待たずに、目標の37万5千ポンド(約5500万円)のうちの1万5370ポンドを達成したのみで公募を打ち切ることを明らかにした。
これまで支援に応じた出資者にビョークのスタッフは次のようにキックスターターのサイトで説明している。
「キックスターター・キャンペーンについては打ち切ることに決定しました。どうやら費用があまりにも巨額であるのと、わたしたちもあまりにも楽観的であったことが判明したため、しばらく見送った方が賢明なのかもしれないという判断に至りました。大体、いろんなことが急激に変わっている世の中です。1年か数か月先に、このソフトをプログラミングし直す方法もずっと安くできるようになるかもしれないのです。けれども、これまでのご支援をとてつてもなく感謝していますし、金額の大小にかかわらず、出資者のみなさんには心からの感謝をお伝えしたいです。みなさんには寛大にも手を差し伸べていただいたわけで、自分たちが信じるより大きなことにご自身で汗水垂らして稼いだお金を提供していただいたことに心から痛み入っております。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。まだまだどうにかして実現される方策を探していますので、よろしかったら、メール・アドレスをkickstarter@bjork.comにお送りください。新しい展開があった時にご報告いたします。バイオフィリア・チームx」
このアプリは現在でも「バイオフィリア教育プログラム」の一環として利用されていて、「低所得家庭の出身で、予算が抑えられている学校に通う生徒たち」により多く提供するために「アンドロイドとウィンドウズ8に対応できるものとしてプログラミングし直す必要がある」と今回の出資公募に至っていた。