ケリー・クラークソン、業界の大物、クライヴ・デイヴィスの自伝に反論

ケリー・クラークソン、業界の大物、クライヴ・デイヴィスの自伝に反論

アメリカの音楽業界に最大の影響力を誇るひとりでもあるクライヴ・デイヴィスが先頃出版した自伝について、ケリー・クラークソンは自分についての記述で間違っているところがあると指摘している。

問題の自伝『The Soundtrack of My Life』でデイヴィスはケリーと2004年のアルバム『ブレイクアウェイ』で一緒に働いた時のことを回想していて、デイヴィスの事務所でこのアルバムに"シンス・ユー・ビーン・ゴーン"を収録するかどうかという話し合いになった際にケリーが「ヒステリックに号泣し始めた」とデイヴィスは記述していて、ケリーはこれに違和感を覚えたという。また、デイヴィスは2007年の『マイ・ディセンバー』にはポップなヒット曲に欠けていて、それを指摘されてケリーは激高し出したとも綴っている。

SNSの「Who Say」に寄稿したケリーは、デイヴィスの本は「偽った情報」を伝えているとして次のように訂正している。

「泣き寝入りさせられるのはごめんだし、自分のためにも、またわたしのファンのためにも、クライヴの記憶のズレと勘違いをはっきりさせなければなりません。まるで土足で踏みにじられてるような気分だし。本当に大人になることってすごいことだと思う。あのクライヴ・デイヴィスが相手でも別に堂々とやり合えばいいんだって学ぶことになるわけだから」

「まずクライヴはわたしのアルバムに"シンス・ユー・ビーン・ゴーン"を収録しろとクライヴが言い出した時にわたしがヒステリックに号泣したと言っているけど、これは完全に間違っています。クライヴの話は出来事と曲がごっちゃになっています。"シンス・ユー・ビーン・ゴーン"についてはデモ音源にもっとギターをわたしはかぶせたくて、それに対してクライヴは反対だという意見の対立はありました。マックス(・マーティン、プロデューサー)とルーク(ドクター・ルーク、プロデューサー)とわたしとでこの曲については大きいサウンドにこだわって、わたしたちの言い分を通してもらったんだけど、その後この曲が脚光を浴びたことにわたしはたとえようのない誇りを感じています。その曲をいかなる形であってもケチをつけられることに抵抗を覚えます」

ただ、ケリーはデイヴィスの事務所で号泣したことはあるとも綴っていて、それはやはり04年の『ブレイクアウェイ』用に書いた"ビコーズ・オブ・ユー"を聴かせたところデイヴィスがこの曲を毛嫌いして、「へぼソングライターのくせして、ぼくが恵んでやってる恩恵について少しはありがたく思ったらどうだ」と毒づかれたからだと明らかにしている。しかし、ケリーはこの曲についてもアルバム収録することに固執し、最終的にこの曲は世界的ヒットにもなったと説明している。

これに対してデイヴィスは「本ではこうした出来事に常に立ち会っていた5人の人間に事実関係をチェックさせていて、ケリーが登場する章についても周到なチェック作業が行われている」としていて、「どの章についても間違いはない」とコメントしている。

なお、その後ケリーは自身のデビューを見守ってくれたデイヴィスへの感謝も表明し、デイヴィスもこのコメントを喜んだと語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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