アメリカの連邦捜査局（FBI）は昨年急死したホイットニー・ヒューストンから訴えを受けて行っていた3件の捜査についての詳細を明らかにしている。
今回公表された捜査記録によると、1件目は1992年にホイットニーが被害に遭ったという恐喝についてのものだが、こちらは犯罪に当たらないとの結論に達していて、さらに98年と99年にファンレターの形でホイットニーに送り付けられた脅迫状についても立件に至らなかったとAP通信が伝えている。
128ページに及ぶ捜査記録にはホイットニー個人をめぐる新事実についての記載などはみかけられないという。特に恐喝を受けたというホイットニーの訴えについてはニュージャージー州にあるホイットニーのマネジメント事務所で事情聴取が行われたというが、捜査の記録そのものは相当に手が加えられ、削除された内容も多いという。
ホイットニーは昨年2月11日にロスアンジェルスのビヴァリー・ヒルトン・ホテルで急死し、直接の死因としては浴槽での溺死と当局は説明しているが、コカインの服用と心臓発作も死を導いた要因として指摘されている。
