ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは新曲2曲に取り組んでいて、出演を予定しているレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルで披露する可能性があると明らかにしている。
トレントは映画のサウンドトラックやハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズとしての新作『ウェルカム・オブリヴィオン』リリースを経て、今年の夏からナイン・インチ・ネイルズのツアー再開を発表しているが、その一方で2014年にリリースするナイン・インチ・ネイルズのコンピ盤用に新曲2曲を制作していることもこれまでに明らかにしている。
レディング・アンド・リーズではヘッドライナーのビッフィ・クライロ前の出番となるが、新曲披露の可能性について、トレントは次のように『NME』に匂わせている。
「エイドリアン(・ブリュー)と俺とでグレイテスト・ヒッツ用に実験していた2曲以外に新しい素材はまだなにもないんだよ。それも2014年まで遅らせることになったから、今のところ新作の予定はないんだよね」
また、今回のラインナップでのライヴへのアプローチについては次のように語っている。
「新しい持ち味の楽器演奏でもって、楽曲をそれぞれ再構成し、バンドとしてやりたいと思える曲だけを演奏することにするんだ。前回のナイン・インチ・ネイルズでは徹底的に攻撃的なロックを様々な角度から試みていて、あのフォーマットでやれることはほぼやり尽くした感があったんだよ」
今回のバンドのラインナップには元ジェーンズ・アディクションのエリック・エイヴァリー、キング・クリムゾンのエイドリアン、テレフォン・テル・アヴィヴのジョシュ・ユースティス、それとこれまでもバンドに参加してきたアレッサンドロ・コルティニとイラン・ルービンが参加している。エリックとイランはそれぞれにベースとドラムを担当するのは確定的だが、その以外の3人はみんなマルチ・インストゥルメンタリストなのでどのような起用になるのかは今のところ不明となっている。
なお、ナイン・インチ・ネイルズはフジロック・フェスティヴァルへのヘッドライナー出演を予定している。
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