ロジャー・ウォーターズ、「『狂気』でピンク・フロイドは終わった」と語る

ロジャー・ウォーターズ、「『狂気』でピンク・フロイドは終わった」と語る

ピンク・フロイド『狂気』のリリース40周年を記念して、『ロッキング・オン』5月号では全32ページに及ぶ特集記事を掲載している。オリジナル・アルバム全14作品のディスコグラフィー、ロジャー・ウォーターズとデヴィッド・ギルモアのインタヴュー、ピンク・フロイド・トリビアという内容で、ピンク・フロイドの実像に迫っている。

ロジャー・ウォーターズのインタヴューは1987年に行われたもので、このインタヴューでロジャーは下記のように話している。

「完全に一貫したアルバムとして作られた最初の作品は『狂気』だと思う。コンセプト・アルバムってやつだよ! 俺は前々からかなり成功するだろうと思っていた。でももちろん、ピンク・フロイドを完全に終わらせたのは『狂気』だった。どんなバンドでも、あれほどの成功を手に入れたいと望むものだ。そしてそれを手に入れたとたん、すべてが終わってしまう。振り返ってみると、ピンク・フロイドはあの頃すでに終わっていたんだと思う」

この他に、生前のシドの当時の状況についての他、ソロ作品に投影されたピンク・フロイドの活動などを振り返っている。

また、デヴィッド・ギルモアのインタヴューは2006年に行われたもので、自身の幼少期からピンク・フロイドの2005年の再結成に至るまでを語った記事となっている。

その中でギルモアは、1984年に発売されたソロ作『狂気のプロフィール』をレコーディングしていた当時を次のように振り返っている。

「あのソロをレコーディングしていた当時、ピンク・フロイドがそれまでのように続いていくとは思えなかったんだ。僕達とロジャーの関係は終わった。歴史となった」「僕は常にロジャーも含めて全員に対して、続けるのは僕の意思だということを非常にはっきりさせていたんだ。ロジャーは、お前には絶対無理だって言った」

『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/80323
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