ダフト・パンク、「ダフト・パンクはダサい」と言われたいと語る


5月22日(水)に新作『ランダム・アクセス・メモリーズ』をリリースするダフト・パンクだが、ダフト・パンクの二人は20年エレクトロニック・ダンス・ミュージックに携わってきて、いずれ自分たちがどうでもよくなるような存在のアーティストが現れるものだと期待してきたと語っている。

『GQ』誌との取材でトーマ・バンガルテルは「いつだってぼくたちはなにか新しいものがエレクトロ・ミュージックで出てきて『ダフト・パンクはもうダサい!』と宣言するのを待ってるようなところがあるんだよね」と語っている。

「実際、そっちの方がぼくたちへのオマージュみたいなものをやられるよりかはずっと面白かったりするからね」

「たとえば、映画『スクリーム2』でも、映画の続編というのはどうしても駄作なんだという議論がいきなり展開されるわけで、ぼくたちとしても次のように問いかけてるわけなんだよ。自分たちは20年音楽をやってきた。でも、20年経っていい音楽をずっと作り続けているバンドやアーティストはどれだけいるだろうかってね。どれもヘボいはずだよ。ほとんどの場合はそういうもののはずだよね?」

ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストはそこにこう付け加えている。

「だから、ぼくたちの新作って本当はヘボいはずなんだよ」

また、トーマはスクリレックスについて「特になにかに追随するわけではなく、新しいものを生み出そうとしているからね。これはひとつの試みだよ」と評価しているのに対してギは判断するほどスクリレックスは聴き込んでいないからわからないとしたものの、ビヨンセの妹のソランジュによる“Losing You”を気に入っていると語っている。