スマッシング・パンプキンズ、96年のBOX『The Aeroplane Flies High』にボーナス・トラック約60曲を加えて再発

スマッシング・パンプキンズ、96年のBOX『The Aeroplane Flies High』にボーナス・トラック約60曲を加えて再発

ザ・スマッシング・パンプキンズが1996年にリリースしたシングル・ボックス・セット『The Aeroplane Flies High』に90曲ものボーナス・トラックを収録して7月23日に再発されることが明らかになっている。

1996年にリリースされた『The Aeroplane Flies High』は、前年の1995年作品『メロンコリーそして終わりのない悲しみ』からの5枚のシングル、"バレット・ウィズ・バタフライ・ウィングス"、"1979"、"ゼロ"、"トゥナイト、トゥナイト"、"サーティ・スリー"の他にカヴァー曲など様々な音源を収録した5枚組ボックス・セットになっていたが、今回の再発にあたって新たに未発表デモ、ヴァージョン違い、ライヴ音源が収録され、特にライヴについては96年当時のバンドの様々なライヴ・パフォーマンスが6枚目のディスクとして含まれている。音源収録曲数はもとの33曲から計90曲になっていて、さらに7枚目のDVDには97年のフランスのベルフォールでの公演の模様が収録されることになる。

アートワークも、ボックスのジャケットは「エンボスの入ったホイル装丁となっていて、各CDのスリーヴ・ジャケットには特殊光沢が施してある」とか。

ビリーは今回の再発盤に収録さている46ページあるブックレットの中でこのボックス・セットについて次のように語っている。

「僕が『The Aeroplane Flies High』の何が好きかというと、存在としてまるで『メロンコリー』を逆行したような作品になっているところなんだ。ここに集められた曲を聴いていると、まるでディズニーランドの表面の壁の裏でなにが行われているのかを覗いているような気分になってくるんだよ。少なくとも僕にとって『The Aeroplane Flies High』で聴ける、こうした舞台裏的な雰囲気は、アルバムの方にはない発見となっているんだよ」

なお、96年盤はリリース当初レーベルの予想に反してヒット作となり、セールス30万セット(計150万枚)を超えるプラチナ・ディスクに輝く作品となった。バンドは現在精力的なヨーロッパ・ツアーを敢行中で、ヨーロッパ・ツアーを終えた時点でサマーソニック出演のために来日する予定だ。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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