デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベル、癌と闘病中であることを明かす

デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベル、癌と闘病中であることを明かす

6月21日からヨーロッパ・ツアーを控えているデフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベルが癌と診断されていることが明らかになっている。

ヴィヴィアンはホジキンリンパ腫を発症していることを明らかにしているが、治療を続けながらツアーにも同行すると声明で語っている。

ヴィヴィアンは声明の中で「癌に罹るんだったら、ホッジーがお勧めだよ」と冗談まで飛ばしていて、ホジキンリンパ腫は「完治率も80パーセントを超えているんだ」と説明している。現在、ヴィヴィアンは半年にわたる抗がん剤治療を受けていて、およそ3分の1の行程が終わっているところだが、「もろもろのことを全部考えると、割と気分上々な感じだよ」とその心境を語っている。

バンドは3月下旬から4月上旬にかけてラスヴェガスのハード・ロック・ホテルで長期公演のヴィヴァ・ラスヴェガス公演を行ったが、ヴィヴィアンが具合がおかしいのに気付いたのはこの頃で、この公演の準備している頃に咳が止まらなくなり、病院でレントゲンやCTスキャンなどの精密検査を受けたところ、「リンパ腺にできた腫瘍が気管を圧迫していたことがわかったんだ」とヴィヴィアンは説明している。

「その後、3月11日に生体組織検査の(検体摘出用の)手術を受けることになったから、ヴィヴァ・ラスヴェガスの最初のリハーサルには当たり前だけど出られなかったんだよ。でもね、特に問題はなかったんだ。これだけ長い間やっていると曲もさすがに憶えているからね」

抗がん剤治療の副作用で髪の毛も抜けたというヴィヴィアンは現在の髪型を「空気抵抗ゼロのヘアスタイル」と呼んでいて、今月後半からのヨーロッパ・ツアーにも参加することを表明している。

ヴィヴィアンは1982年にロニー・ジェイムス・ディオが結成したディオにオリジナル・メンバーとして参加したが、86年に脱退。その後、92年にデフ・レパードに加入し、現在に至っているが、他にもホワイトスネイク、シン・リジー、リヴァードッグスにも加わった経験を持っている。

なお、デフ・レパードはレーベルのユニバーサルと旧作の音源のデジタル配信の印税の配分について折り合わず、1987年の『ヒステリア』など、過去のヒット曲を再レコーディングする計画を明かしている。
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