7月3日に新作『イーザズ』をリリースするカニエ・ウェストは、『ザ・ニューヨーク・タイムス』紙とのインタヴューで、自分をスティーヴ・ジョブズになぞらえ、自分が必ずスターになると確信した日のことなどを語っている。自分がやってきたことについては何も後悔していることはないとカニエは語っていて、2009年にMTVヴィデオ音楽賞授賞式で受賞したテイラー・スウィフトのスピーチに割り込んで中断し、マイクを取り上げて大批判を受けた事件についても「ひとつも後悔していないよ」と語っている。さらに自身とスティーヴ・ジョブズについて次のように語っている。「カニエ・ウェストが意味するものとは、スティーヴ・ジョブズが意味するものと同じようなものになると思うんだよ。俺は疑いなく繁華街、ファッション、カルチャーにとって
スティーヴがインターネットに果たした役割を負ってるんだよ。そういうことなんだ。しかも、ものすごい飛躍をもたらしてるんだよ。特にね、スティーヴが亡くなってからは、そのことを強く感じるんだ。ビギー(・スモールズ、またはノートリアスB.I.G.)が亡くなって、ジェイ・Zがジェイ・Zとなることを許されたのと似たようなところがあるんだな」なお、新作でカニエはダフト・パンク、RZA(レザ)、チーフ・キーフ、ハドソン・モーホーク、ジャスティン・ヴァーノン、リック・ルービンらとのコラボレーションを試みているが、今回の顔触れについては「俺は過去4年のカルチャーにとって最も大きな意味を持った数々の作品に関わってきたし、過去10年で最も影響力を誇った数々のアーティストとも関わってきたんだ」と説明している。特にリック・ルービンとのコラボレーションについては、これまでの自身のアプローチが常に大きさを強調するものであったのに対して、リックのミニマリズムを習得したかったと次のように語っている。「ミニマリズムについて俺はまだ学習中のガキ程度しかわかってないけど、リックはその達人だからね。一緒に働くことができて、本当にただありがたいことだったよ。リックと仕事をすることはこちらを謙虚にさせてくれる体験だったし、俺がこれまで『ウォッチ・ザ・スローン』や『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』のような作品をプロデュースしたにもかかわらず、一度もグラミー賞を受賞していないわけを自覚させてもらったんだよ」なお、新作では出身地のシカゴからの影響を大きく反映させたとカニエは語っていて、「今度のアルバムではシカゴの影響を深く反映させたいと思ってて、昔のシカゴのハウスをよく聴いてたんだよ」と説明している。「俺の意見では"Black Skinhead"だってぎりぎりハウスって思えるし、"On Sight"はアシッド・ハウスだし、"I am God"は明らかにスーパー・ハウスって感じだよね」また、いずれ自分が大きく成功するはずだと確信した時のことを次のように回想している。「『マイケル・ジャクソンのような肌の色の浅い友達が』("スロウ・ジャムズ")っていうくだりが閃いた時に俺は自分がいずれビッグ・スターになるとわかったんだ。あの頃はまだヴァージン・メガストアがあって、エスカレーターで上の階に上りながら『誰にも知られていない日々を俺は今満喫しているんだな』と思ってたもんだよ。ここまで成功するとわかってたし、起こるべくして起きたことなんだよ」