ローリング・ストーンズ、ハイド・パークで44年ぶりのライヴを決行

ローリング・ストーンズ、ハイド・パークで44年ぶりのライヴを決行

ザ・ローリング・ストーンズは7月6日にロンドンのハイド・パークでの2公演のうちの最初のライヴを行った。

ストーンズはかつて1969年7月5日にもこのハイド・パークで記念碑的な無料コンサートを行っていて、その時の映像のコラージュがステージを挟むように設置された巨大スクリーンに映し出されていたが、その後20時30分にバンドの出番となった。

バンドの登場の前にはこれまでのツアーと同様にドラム隊のパフォーマンスが披露されたが、その後、キース・リチャーズのギター・リフによる"スタート・ミー・アップ"でライヴはスタートした。ただ、冒頭ではキースのギターの音程が外れていたが、その後すぐに修正され、バンドは続いて"イッツ・オンリー・ロックンロール"を披露した。その後、ミックは完売となった6万5千の観客に次のように挨拶した。

「こんにちは! ロンドン、イングランド、そしてハイド・パーク! ここに1969年にも来てた人はいるのかな?」

これに対して答えた観客からの歓声にミックは「また会えて嬉しいよ!」と呼びかけた。これに続いて披露された"ダイスを転がせ"を終えると、ミックは樫の巨木の模型に挟まれた今回のステージについて「ウィンブルトンと芝居の大道具の樹木を掛け合わせたようなものなんだよ」と語って見せた。その次にバンドはツイッターで募集したリクエストで1位に輝いた"オール・ダウン・ザ・ライン"を演奏し、ミックは客席エリアの中ほどまで長く伸びた花道を渡ることになり、その後"ビースト・オブ・バーデン"と続き、昨年リリースした新曲"ドゥーム・アンド・グルーム"でミックはこの日初めてギター演奏も披露した。

この日サポートでも出演したゲイリー・クラーク・ジュニアが客演した"ビッチ"を終えるとミックは「この季節のイングランドは過ごすのに最高だね。ぼくたちも、夏の風に香る甘い薔薇のごとく花を咲かせようと、そう洒落こむとするかね」とシェイクスピアの戯曲からの引用を披露してみせた。

続く"黒く塗れ!"ではスクリーンの画像がモノクロの演出になり、大歓声に迎えられた"ホンキー・トンク・ウィメン"の演奏に入る前に、ミックは1969年のライヴで来ていたのと同じ白のジャケットを羽織り、「楽屋ですごいもん見つけちゃったよ」とこのジャケットについて語ってみせた。

それからミックはコーラス隊のリサ・フィッシャーとサックスのボビー・キーズを含めたバンドを紹介し、チャーリー・ワッツについては「ウェンブリー・ワマルー」と形容し、ロニー・ウッドとキースはちょうど煙草を一服中にミックに紹介を振られることになった。その後はキースがヴォーカルを取って"ユー・ガット・ザ・シルヴァー"と"ビフォー・ゼイ・メイク・ミー・ラン"を披露した。

ミックが戻ると"ミス・ユー"の演奏となり、スクリーンには蝶のイメージが映し出されたが、1969年のライヴでブライアン・ジョーンズを偲んで2千匹の紋白蝶がライヴの冒頭に放たれたことにちなんだ演出となっていた(ちなみに「ミス・ユー」とは「会いたいよ」の意)。

その後、"ミッドナイト・ランブラー"の演奏でミック・テイラーが登場し、ミックはテイラーについて「ミックと僕たちの最初のライヴがこのハイド・パークだったんだよ」と69年のライヴがミック・テイラーのストーンズとしてのデビューだったことを紹介した。

「ミックのことはパブで見つけて、そのまま20万人もお客さんが駆けつけたライヴに引きずり出してやることになったんだ。でも、その後も場数を踏んだから平気だよ」

これに続いた"ギミー・シェルター"では昨年のロンドン公演ではメアリー・J・ブライジやフローレンス・ウェルチが務めた女性ヴォーカルをリサ・フィッシャーが務め、その後の"ジャンピン・ジャック・フラッシュ"に続いた"悪魔を憐れむ歌"ではスクリーンに炎が映し出され、ステージの周囲では火炎装置が吹き上げられ、観客も終始して「フッフー」というコーラスを唱え続けることになった。本編は"ブラウン・シュガー"で終了した。

アンコールではヴォセ室内楽声楽隊とロンドン青年声楽隊が加わっての"無情の世界"が披露され、"サティスファクション"の演奏の後に赤い紙吹雪が吹き上げられるとライヴも終了となった。

今回のライヴはバークレイカード・ブリティッシュ・サマータイムという新しいハイド・パークのフェスティヴァルの一環で、初日となった5日はボン・ジョヴィが出演した。また、6日の早い時間には屋内会場でトライブスやパーマ・ヴァイオレッツのライヴが行われ、ストーンズの前にはザ・ヴァクシーンズも出演を果たした。

ストーンズのセット・リストは次の通り:
'Start Me up'
'It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)'
'Tumbling Dice'
'All Down The Line'
'Beast Of Burden'
'Doom And Gloom'
'Bitch'
'Paint It Black'
'Honky Tonk Women'
'You Got The Silver'
'Before They Make Me Run'
'Miss You'
'Midnight Rambler'
'Gimme Shelter'
'Jumpin' Jack Flash'
'Sympathy For The Devil'
'Brown Sugar'

'You Can't Always Get What You Want'
'(I Can't Get No) Satisfaction'

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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