アークティック・モンキーズ、お笑い芸人とミュージシャンは似てると語る
2013.08.01 22:15
9月4日に新作『AM』をリリースするアークティック・モンキーズだが、アレックス・ターナーはコメディやお笑いが大好きで、アメリカのコメディアンでピン芸人のルイスC.K.が特に一番好きだと明かしている。
『NME』の取材に答えたアレックスは一人っきりの話芸で観客を相手にするスタンドアップ・コメディと自身のソングライティングとの共通点を次のように指摘している。
「あの世界には間違いなくロックンロール的なものがあるよ。ルイスC.K.がジョージ・カーリンというコメディアンのネタにつちて話していたことがあって、このジョージ・カーリンっていう人は有名なアメリカのコメディアンで毎年年末になってくると自分のネタをめちゃくちゃにしちゃって、そのまま捨ててまた新しいネタを作り出すんだ。それを毎年やっていくとそのうちネタがなくなっていくわけだよ。そうすると、自分の内面を探って、なんか闇を探してくることになるわけだよ。結局、そういうところに行き着くんだよね。その世界とソングライティングには、不思議なシンメトリーが成立していると俺は思うよ。少なくとも俺にはそう思えるね」
なお、新作『AM』にはシングル曲"R U Mine?"や"Do I Wanna Know?"が収録され、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムや元ザ・コーラルのビル・ライダー=ジョーンズらが客演しているが、アレックスはアルバムがヒップホップの影響も受けていて、ドクター・ドレーのようなサウンドの曲もあるとこれまで語っている。
バンドは8月30日からヨーロッパのフェスティヴァルを回るツアーに乗り出し、その後北アメリカ・ツアーを控えている。また、10月末から11月にかけて行われるイギリス・ツアーではザ・ストライプスが全公演の前座を務めることになっている。
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