元マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイはバンド解散後のライフスタイルについて語っていて、ミュージシャンであることと父親であることのバランスを見出せたと説明している。
マイ・ケミカル・ロマンスは今年の3月に突然の解散を発表したが、その後の生活についてジェラルドは『ロックサウンド』誌に次のように語っている。
「目が覚めた瞬間もうギターが弾きたくてしようがないと同時に、ちゃんと自分の意識として父親でもあるという、そういう状態になってからもうずいぶん経つよね。でも、マイ・ケミカル・ロマンスの終わりにかけての俺はただ……そこにいるだけの存在だったよ。そのことをいろいろあらためて考えて反省すると、失われた時間についてはもう取り返しようがないけど、今ある時間を最高のものにすることはできるんだよ」
「唯一自分でもよかったなと思ってるのは、いろいろ早いうちに自分でも気づいていたということなんだよ。じゃあ、俺には父親になる心の準備が出来ていたのか? そんなことはないんだけど、やってみたらよく出来るみたいっていう話なんだ。たとえば、自分の中で二人の人物になることはできないわけで、ロック野郎と父親を使い分けることなんてできないんだよ。その中間くらいにいないとだめなわけで、そこが自分の本当の姿なんだろうし、それがわかってればいい父親にもなれるんだと思うよ。どっちかになろうとしちゃだめなんだよ。だから、今も俺は睡眠4時間で手当たり次第楽器を摑んだりということはしてるんだよ」
先頃、ジェラルドは新曲"Millions"の歌詞をツイッターで公開したが、ジェラルドはこの歌詞を『NME』の掲示板で公開するという夢を見たものの、目が覚めてみると『NME』の掲示板がもうなくなっていることに気づき、そのままツイッターで公開することにしたと明らかにしている。
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