マイブラのケヴィン・シールズ、もっと作品を作っておくべきだったと後悔してると語る

マイブラのケヴィン・シールズ、もっと作品を作っておくべきだったと後悔してると語る

FUJI ROCK FESTIVAL '13などのフェスティヴァル出演を経て、8月16日からアメリカ・ツアーを敢行するマイ・ブラッディ・ヴァレンタインだが、ケヴィン・シールズはもっと音楽作品を作っておくべきだったと後悔していると語っている。

マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは今年に入ってから『ラヴレス』以来22年ぶりとなる新作『mbv』をリリースしたが、ケヴィンは新作を仕上げるまでこれだけ時間がかかってしまったこと自体は気にしていないが、これまでにもっと多くの作品を作っていないことを残念に思うとピッチフォークに対して次のように語っている。

「(時間がかかったことについては)特に後悔していないけど、後悔しているのはこの時点までにもっとレコードを制作していないことなんだ。年を取ってくるといろいろやれたことがたくさんあったことに気がつくものなんだよ。当時はなんだかあんまり乗り気になれなかったことの多くも実は楽しめたんじゃないかとね。僕の場合はちょっとリラックスして構えた方がいいわけで、そういうことはやっぱり年齢とともに身に着いていくものなんだよ」

さらにバンドの今後の活動予定を次のように説明している。
「次のステップは新曲だけのEPを制作することなんだ。それと『ラヴレス』と『イズント・エニシング』と全EPをアナログ盤専用のリマスタリングをした上で出したいんだ。これまで試みられたことがないからね」

「それとこれはまだやってもいないことだから、本当は言いたくないんだけど、いつかサイトを立ち上げて、レコードを買ってくれた人ならストリーミングできるような仕組みにして、81年にぼくが初めてギターのピッチを変えてみるのを実験した時の古いレコーディングとか、そういうものを聴けるようにしたいんだよ。なにがどうなって僕たちの音がこういうものになったのか、みんなにももっとわかりやすくなると思うんだ。実際にリリースされたレコードだけ聴いていると謎めいた過程になっているわけで、クランプスやバースデイ・パーティみたいなバンドだったのが、88年にはノイジーなジーザス・アンド・メリー・チェインのようなインディ・ポップ・バンドにいきなりなってたっていう印象があるからね」

さらにインタヴューでケヴィンはダフト・パンクやスクリレックスのファンで、スクリレックスについては実際にライヴも観ていると明かしている。

「エレクトロニック・ミュージックは好きなんだ。この間はスクリレックスも観たよ。前半は個人的にあまり面白くなかったけど、後半はすごいよくて、ダブステップ的で、壊れてて、クレイジーだったね。なんかが勢いで歪んじゃったりするのが僕は大好きなんだ。そういう音楽を聴くと、解放感を感じると思うんだよ。だから、ドラムンベースは大好きなんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする