幼児への性虐待未遂容疑など24件の容疑を追及され、11月から公判開始を控えているロストプロフェッツのイアン・ワトキンスは、自殺を警戒する監視下に置かれていることが明らかになっている。
イアンは乳児への強姦未遂容疑のほか、極端にわいせつな画像の所持などの容疑をかけられ身柄を拘置されているが、8月12日に公判前陳述がカーディフ王立裁判所で行われ、イアンの弁護人の陳述の中で、イアンに対する自殺を警戒する見回りが行われていることが明らかになっている。
イアンの弁護人サリー・オニールは、イアンの診察を行っている精神科医によって現在収監されているブリジェンドにあるパーク拘置所から精神病院へ移し、抗精神病薬による薬物療法を受けるべきだと診断されたことを法廷で明らかにしている。
「イアンは臨床の精神科医の診断を受けたところ、医師は抗精神病薬による薬物療法に取り組むべきだとの診断を受けました。医師はイアンを精神鑑定と治療のために警備の行き届いた病院に移送すべきだとしています。イアンは現在、1日5回の頻度で自殺を警戒する見回りを受けています」
イアンのほかにも、同じ容疑を問われている20歳と24歳の女性も今回出廷したが、20歳女性の方は性的な目的で児童に触れたことや今回の事件をめぐる猥褻画像などをネットに流したことを認めている。その一方で24歳女性は容疑をすべて否定した。今回イアンはヴィデオを通して罪状の認否を行ったが、動物と人間の性交画像の所持などを含む24件の容疑をすべて否定した。なお、一部の容疑は2007年からイアンに対して問われてきたものだという。
事件が昨年末に発覚してから3月にイアンは弁護士を通して容疑をすべて否定し、身の潔白を明かすために法廷で戦うことを宣言しているが、その声明の中でサラ・ウィリアムズ=マーティン弁護士は次のように説明していた。
「ワトキンス氏は今回突きつけられている容疑や言いがかりをすべて怒りとともに否定しています。徹底的に戦い、自身の身の潔白を明かす構えです。この難しい時期を通してファン、家族や友人から受けた絶え間ない愛と支えに感謝したいとワトキンス氏は申しております」
その一方で今年に入ってからのイアンの初出廷の後、バンドは次のように声明を発表していた。
「今日イアン・ワトキンスに対して問われた容疑が明らかになって、ぼくたちはショックを受けています。ぼくたちもまたみんなと同じように、捜査の内容を今初めて知らされています。ぼくたち自身やぼくたちの家族にとってとても難しい時になっていますが、答を見出していく中でファンのみんなの支えに感謝したいと思います。ジェイミー、リー、ルーク、マイクとステュ」
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