ウィキリークスのジュリアン・アサンジ、9月の豪州選挙に向け80sのパロディMVを制作

ウィキリークスのジュリアン・アサンジ、9月の豪州選挙に向け80sのパロディMVを制作

各国政府の機密文書などをネット上で公開してきたウェブサイト、ウィキリークスの主催者で、現在ロンドンのエクアドル大使館で保護されているジュリアン・アサンジが80年代に活躍したオーストラリアのポップ・シンガー、ジョン・ファーナムに模したビデオを制作して公開している。

ジュリアンは2010年にスウェーデン政府から性的暴行罪を問われ、12年にイギリスから身柄をスウェーデンへ移送されそうになった時点で、エクアドルへの亡命を試み、以後、ロンドンのエクアドル大使館で保護されているが、元々はオーストラリアの出身で知られている。その母国オーストラリアでジュリアンはウィキリークス党を結成していて、9月に行われるオーストラリア議会の総選挙に向けて議席獲得を目指している。

今回公開された動画はその選挙キャンペーンの一環で、ジョン・ファーナムの1986年の大ヒット曲"You're the Voice"が使われているが、演奏や歌などはメルボルンのパロディ・ユニットが担当し、ジュリアンは80年代的な長髪のかつらを被ってビデオ出演を果たしている。なお、ジュリアンはイギリス政府からエクアドル大使館の敷地を出た時点で身柄拘束すると宣言されているため、撮影もエクアドル大使館で行われた模様だ。昨年10月にはレディー・ガガがジュリアンに会いにエクアドル大使館を訪れたと伝えられていて、M.I.A.も長くジュリアンを支持してきたことで知られている。

また、ジュリアンとウィキリークスの活動についてはアメリカで10月から公開される映画『The Fifth Estate』で描かれていて、ジュリアン役は『SHERLOCK(シャーロック)』や『スタートレック イントゥ・ザ・ダークネス』で世界的にブレイクしたベネディクト・カンバーバッチが演じている。

ジュリアンの"You're the Voice"の動画はこちらから。

『The Fifth Estate』の予告編はこちらから。
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