マイリー・サイラス、シニード・オコナーの公開書簡に返答

マイリー・サイラス、シニード・オコナーの公開書簡に返答 - (C)Tomonori Iwata(C)Tomonori Iwata

シニード・オコナーが公開書簡でマイリー・サイラスに宛てて音楽業界に自分を娼婦にさせられないように気を付けろと警告したのに対して、マイリーが返答をしている。

今年のMTVのヴィデオ音楽賞の授賞式でロビン・シックの腰に自分の尻をこすりつけるパフォーマンスを披露して物議をかもした後、マイリーは新曲"Wrecking Ball"のヴィデオで鉄球に乗ったまま裸体をさらしたことでも話題を呼んだが、このヴィデオのインスピレーションになったものとしてマイリーはシニード・オコナーのことを挙げていた。シニードはこの発言への返答として今回の書簡を公開したが、これも様々なゴシップ紙などからコメント依頼の取材を受け、母性に突き動かされて書いたものだとBBCに説明している。

「自分自身を利用させてしまうというのは長い目でみると百害あって一利なしです。将来、もしまた自分を貶めるような要求をされても、その時はお願いですから断ってください」とシニードは書簡で訴え、次のように説明している。

「わたしがあなたにとってなんかしらのお手本になっているようだと聞いて、とても嬉しく思いますし、それだからこそ、わたしがこうして言っていることにもよく耳を傾けてほしいと思います。あなたは周りの人たちに言いくるめられて、あるいはあなたの信条をいいようにそそのかされて、ヴィデオの中で裸をさらして金槌を舐めるのがイケていると思い込まされているのではないかと、とても心配しています。そうやって自分を貶める行為にそそのかされてしまうことは、音楽業界にそそのかされているとしても、あるいは自分でやっているとしても、とにかく自分の才能を霞ませてしまうことになるのです」

この公開書簡に対してマイリーはかつて自身の精神疾患を公にしていたシニードと今年に入ってから精神科に強制入院させられた女優のアマンダ・バインズとを比較し、「アマンダ・バインズの前にはこんな人もいた……」とツイートして、その後かつてシニードが自分への心理療法的支援を要請し、募集した数々のツイートの画像もツイートしている。

さらに、マイリーは1992年にシニードがアメリカのテレビ番組『サタデイ・ナイト・ライヴ』に出演して、ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世の写真を破り捨てた時の画像もその後ツイッターに上げている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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