マイリー・サイラス、シニードへの返答が精神病患者の支援団体から批判を呼ぶことに

マイリー・サイラス、シニードへの返答が精神病患者の支援団体から批判を呼ぶことに - (C)Tomonori Iwata(C)Tomonori Iwata

マイリー・サイラスは、シニード・オコナーからの公開書簡に対してツイッターで返答したが、そのコメントが精神病患者を揶揄しているとして精神疾患を扱う専門家らから批判を集めている。

マイリーはシニードの公開書簡に対して、かつて自身の精神疾患を公にしていたシニードと今年に入ってから精神科に強制入院させられた女優のアマンダ・バインズとを比較し、「アマンダ・バインズの前にはこんな人もいた……」とツイートして、その後かつてシニードが自分への心理療法的支援を要請し、募集した数々のツイートの画像も上げてみせた。

さらに、マイリーは1992年にシニードがアメリカのテレビ番組『サタデイ・ナイト・ライヴ』に出演して、ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世の写真を破り捨てた時の画像もその後ツイッターに上げている。

こうしたマイリーの言動に対して、精神病患者への差別の撲滅や負担の軽減を目指して活動し、「精神病を思いやり考え直すキャンペーン」などのチャリティ活動を行ってきている団体、タイム・トゥ・チェンジのスー・ベイカーは『NME』に対して次のような声明を発表しマイリーを批判している。

「マイリー・サイラスがシニード・オコナーの精神的な問題を小馬鹿にしている様子はとても残念でなりませんし、こうした行為は患者さんたちの痛みを大きくするだけです。わたしたちのうちの4人に1人はこうした問題を経験することになるのですし、自分から病気のことを明らかにして助けを求めなければならない局面も人生にはあるのです。シニードの精神状態の問題についてシニードが行ったツイートを、マイリーが小ばかにする目的でリツイートしたことについて、マイリーは謝罪するべきだとわたしたちは勧告します」

マイリーは今年のMTVのヴィデオ音楽賞の授賞式でロビン・シックの腰に自分の尻をこすりつけるパフォーマンスを披露して物議をかもした後、新曲"Wrecking Ball"のヴィデオで鉄球に乗ったまま裸体をさらしたことでも話題を呼んだが、このヴィデオのインスピレーションになったものとしてマイリーはシニード・オコナーのことを挙げていた。シニードはこの発言への返答として今回の書簡を公開し、「自分自身を利用させてしまうというのは長い目でみると百害あって一利なしです。将来、もしまた自分を貶めるような要求をされても、その時はお願いですから断ってください」と訴え、次のように説明していた。

「わたしがあなたにとってなんかしらのお手本になっているようだと聞いて、とても嬉しく思いますし、それだからこそ、わたしがこうして言っていることにもよく耳を傾けてほしいと思います。あなたは周りの人たちに言いくるめられて、あるいはあなたの信条をいいようにそそのかされて、ヴィデオの中で裸をさらして金槌を舐めるのがイケていると思い込まされているのではないかと、とても心配しています。そうやって自分を貶める行為にそそのかされてしまうことは、音楽業界にそそのかされているとしても、あるいは自分でやっているとしても、とにかく自分の才能を霞ませてしまうことになるのです」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
公式SNSアカウントをフォローする

洋楽 人気記事

最新ブログ

フォローする