レッド・ツェッペリン、73年にホテルで盗まれた20万ドルについての物語が短編映画化?
2013.10.08 21:15
1973年にレッド・ツェッペリンがニューヨークに滞在していた際に盗難に遭って20万ドル(現在の110万ドルに相当。約1億670円)もの資金を失っているが、この盗まれた20万ドルの行方をフィクションとして描いた映画の製作スタッフが資金提供者を募集している。
ツェッペリンは事件が起きた際、マディソン・スクウェア・ガーデンでライヴを行っていて、ツアー・マネージャーのリチャード・コールは滞在していたドレイク・ホテルの金庫にこの20万ドルを保管していたはずだったが、その後確認してみた時には消えてしまっていたという。
この20万ドルの行方を追う短編ドラマを監督のゲイブ・トリヴァーと脚本担当のジャッキー・メイ・トリヴァーは『Fleecing Led Zeppelin』というタイトルで企画していて、資金募集サイトのインディーゴーゴーで製作への協力を呼びかけている。募集動画でゲイブとジャッキーは次のように語っている。
「ドレイク・ホテルはとうになくなってしまっていて、なくなったお金の痕跡もまったく見つかっていません。でも、誰かがお金を盗んだはずなのです。それはマネージャーのピーター・グラントだったのか。それともツアー・マネージャーのリチャード・コールだったのか。それともホテルのスタッフだったのか」
「これはファンの視点から製作された作品ですが、歴史が好きな人や単純にお金がどうなったのか知りたい人にもきっと面白い作品です」
「ただ、映画を仕上げるのにはみなさんの協力で3万5千ドル(約340万円)が必要です。これは編集費用、音響効果や音声作業費、音楽作品の著作権使用料、DVD制作費、宣伝費、そして映画祭出品費などにあてられますが、バカにならない額なのです」
なお、ゲイブとジャッキーはこの作品を短編として製作した後、ハリウッドなどに作品を売り込んで製作費を捻出して将来的には長編映画として作り直したいと語っている。
『Fleecing Led Zeppelin』の公式予告編はこちらから→