アークティック・モンキーズ、アメリカでのブレイクの理由について語る

アークティック・モンキーズ、アメリカでのブレイクの理由について語る - pic by Zackery Michaepic by Zackery Michae

現在、アメリカ・ツアー中で先週にはニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンでのライヴをソールド・アウトで行ったアークティック・モンキーズだが、いよいよアメリカでのトップ・バンドとしての地盤を固めたことについてバンドはその心境を『ザ・ガーディアン』紙に語っている。マディソン・スクウェア・ガーデンを完売にしたことについてマット・ヘルダースは「キャリアのどのステージにいたとしても、演奏する会場としてはすごいところだよ」と語っているが、アレックス・ターナーにはここにきてアメリカでの人気が広がったことについて地道な活動の結果ではないかと次のように説明している。「アメリカでは相当にライヴをやってきているからね。ここ7年とかそれくらい、俺たちの活動ってほとんどがアメリカのツアーに費やされてきたから、だんだんと出来上がりつつあったファンベースをそれだけやってきたツアーのおかげで固めることができて、それが今度のアルバムで形になって表れてきたってことなんじゃないのかな」「だけど、今度のアルバムでこれまでと違ったアプローチを導入したとか、そういうことじゃなかったんだよ。技術的なところとか、細かいところではそういうこともあったかもしれないけど、本質的にはこういうことだったんだよ。まずバンドで俺たちはアルバムのアイディアを得て、そのための曲を書いたと。だから、音楽制作のアプローチに特にあらためたことがあったわけじゃないんだ」また、『AM』とシングルもこれまで最も好調なセールスを記録していることについてはアレックスは「でも、イギリスでもこのアルバムはこれまでの作品と較べても好調な感じがあるからね。本当の話、ちょっとだけ成績はいいんだよ。なんかやっぱり新鮮な感じがあるんだよね」と語っている。その一方で28歳になるアメリカのファンであるブレイク・プエンテは『AM』が間違いなくきっかけとなったと次のように語っている。
「ここ6年くらい僕がずっとアークティック・モンキーズについて喚くように訴えてきたても何にも感じ取ってくれなくて、好きにもなってくれなかった人たちが、突然全員『アークティック・モンキーズの新作聴いたよ。すごくいいね』って言い始めたんですよ」しかし、『AM』のなにがそのきっかけとなったのかはわからないとブレイクは語っていて、「僕も新作を聴いて『これだ! これでついにアークティック・モンキーズもアメリカでブレイクするぞ!』って思ったわけじゃないですからね」と認めている。また、ブログサイトのタンブラーの音楽部門研究スタッフであるネイト・アウアーバックは過去30日間でタンブラーではのべ5万7千人の人が「アークティック・モンキーズ」という言葉を書き込んでいて、「これは現時点ではタンブラーではレディー・ガガを上回っている数字なんですよ」と語っている。アークティック・モンキーズはタンブラーでかつてなかった現象になっており、アウアーバックは現在バンドのタンブラーでの動向を研究しているところだと説明していて、おそらくイギリスのバンドがアメリカのオーディエンスの目に初めて触れるのがネット空間であるため、タンブラーでのアクセスも大きくなるのではないかと考えているという。「インターネットは新しい『エド・サリヴァン・ショー』なんですよ」とアウアーバックは語っている。なお、2月8日のマディソン・スクウェア・ガーデン公演ではビートルズの“オール・マイ・ラヴィング”のカヴァーの前にアレックスは次のように『エド・サリヴァン・ショー』について触れていたという。「あの番組でのパフォーマンスをアメリカ人の3人に1人が観たということなんだけど、俺たちもうまくいけば、次にやる曲をユーチューブでせめて1人から3人くらいは観てくれるんじゃないかな」アークティック・モンキーズの“オール・マイ・ラヴィング”の映像はこちらから。
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