ボナルーの主催者、08年に傍若無人だったカニエ・ウェストを再び招聘した理由を語る

ボナルーの主催者、08年に傍若無人だったカニエ・ウェストを再び招聘した理由を語る

6月に開催される今年のボナルー・フェスティヴァルには、エルトン・ジョン、ジャック・ホワイト、ヴァンパイア・ウィークエンドやライオネル・リッチーの他にカニエ・ウェストをヘッドライナーに迎えていて、これが大きな驚きを呼んでいる。というのも、前回カニエが2008年に出演した際、カニエは自分の舞台装置に合わないとステージの変更を要求し、結局、メイン・ステージに自分のステージを変更させ、さらに出番もヘッドライナーのパール・ジャム後に出演することになり、パール・ジャムの長尺のライヴも45分早めさせるという傍若無人な振る舞いを見せることになった。おまけにカニエの出番は結局、2時間遅れて朝の4時半に開始し、憔悴したパフォーマンスとなった上に、ステージが発光装置を使っていたものだったため、夜が白んでくると用をなさなくなり最終的にセットも早めに終わってしまうという散々な内容になった。この時のパフォーマンスについてカニエは「俺たちが相手にしていたのは、今回の俺のライヴを運営するだけの能力のないファッキンうすらバカだったということだね」とフェスの運営側を一方的にブログで責めていたが、それでもまたボナルー側がカニエをヘッドライナーに迎えた理由を運営側のリック・ファーマンは次のように説明している。「まず最初に、そして一番重要なことなんだけど、ぼくたちはカニエは彼と同世代では最も豊かに作品を生み出しつつ画期的なことをやり遂げているアーティストの1人だと思っているんだよ。カニエの影響力はとんでもないものだよ。カニエの作品は素晴らしく、時が経てば経つほど評価も高くなっている。そしてカニエは素晴らしいパフォーマーなんだ。カニエはライヴ空間では様々な試みをしていて果敢な冒険もしてるんだ。こういう特徴はすべて、ボナルーが出演をお願いしているアーティストの特徴なんだ。だから、ぼくたちは2008年にカニエに来てもらったんだ。あれからみんな歩みを前に進めたはずだよ。あれはもう過ぎたことなんだ。カニエがボナルーに喜んで戻ってきてくれること、そして受け入れてくれていることがぼくたちには本当に嬉しい。これはあえて前を見るためのいい機会となるはずだし、それにボナルー・コミュニティーが自分たちの長所を明らかにするいい機会だとも思うんだ。そもそもこれはボナルーが体現しているものにまで立ち返ることになる問題なんだ。楽しい時間を過ごして、前向きなエネルギーを生み出して、それをメッセージに載せていくということだね。また、新たなボナルーの歴史の一ページとなる可能性を秘めたこの出演をぼくたちはこれ以上にできないというくらい楽しみにしてるんだよ」
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