発売中のCUT最新号には、初代ガンダムのキャラクターデザインを手掛けた安彦良和のロング・インタビューを掲載しています。
もちろんそこで語られているのは、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』について。
連載10年、累計発行部数1000万部を超えるマンガ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の初の映像化で、その原作マンガを手掛けた安彦自身が、膨大な数の絵コンテ(その一部もCUTに掲載しています!)を切り総監督を務めた本作。
そこで描かれるのは、原作マンガ全23巻のうち7、8巻にあたる「シャア・セイラ編」――シャアとセイラの過去という『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』において完全にオリジナルのストーリーを描いた人気エピソードである。
なぜこのエピソードが人気なのかというと、シャアというネガティブヒーローでありながら圧倒的に人々の心を惹きつけてやまないキャラクターの核にあるものを掘り下げて描くことによって、壮大なガンダム・サーガに新たな奥行きがもたらされたからである。
ガンダムが35周年を迎えた今、安彦良和が約25年ぶりにアニメ制作の現場に参加し、このエピソードを描くということは、まさにガンダムの物語の源流に新たな命が宿り、躍動し始めるということを意味する。
その「新たな始まり」を語った貴重なインタビュー、必見です。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』は、今週の土曜2月28日のイベント上映を経て、4月24日にDVD/Blu-rayをリリース。(古河)