同じようなことで胸を痛めることができて、同じようなことで不安を感じることができて、同じようなことで怒りを感じることができて、同じようなことで興奮できる。
そんな仲間との出会いが、クソッタレな世界に負けずに闘いながら生きていくための力になる。
ときには自分の生きる時代に鳴らされるロックもそういう仲間になる。
あるときはブルーハーツだったかもしれない。
あるときはオアシスだったかもしれない。
あるときはハイスタだったかもしれない。
あるときはウィーザーで、あるときはドラゴン・アッシュで、あるときはレッチリで、あるときはエルレだったかもしれない。
[Alexandros]は今、間違いなくそういう仲間として同じことで胸を痛めて、同じことで不安を感じて、同じことで怒りを感じて、同じことで興奮できるバンドだ。
僕は、勝手にそう思っている。
というか勝手にそんな風に思っているたくさんの僕らを丸ごと受け止めて、同じ時代を生きながら、その先の未来を示してくれるだけのスケールとエネルギーとリアリティを兼ね備えているのが今のアレキなのだということを最新アルバム『EXIST!』から、溢れるくらいに感じた。
本日リリース!(古河)