『カルテット』は視聴者がアドリブし始めるドラマ


坂元裕二の脚本に、あまりにも細かい仕掛けがたくさん散りばめられているが故に、作り手が意図していない意味まで視聴者が細部に見出だし始めているという。
しかも無理やりこじつけられたような意味ではなくて思わず「なるほど」と唸らされるような解釈が多い。
椎名林檎・作詞作曲の主題歌“おとなの掟”のフルバージョンを聴くと《ト書き通りに生きている自分/アドリブには慣れていない癖》という歌詞があるけれど、
俳優以上に視聴者が、台本の素晴らしさをリスペクトしているからこそ、台本を超えたアドリブをし始めたような感じ。
そんなドラマ、これまでにあっただろうか?(古河)
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