放送のたびにキョンキョン演じる円子の堤真一演じる左江内さんに対する言動が「ひどすぎて見てられない」「ひどすぎるけど笑える」「愛情の裏返しにも思えて可愛い」「我が家も全く同じ状況」などなど賛否を巻き起こす『スーパーサラリーマン左江内氏』ですが、昨晩の第6話でも飛ばしてましたね。

「何度も言ってるけど君は稼いでるんじゃなくて稼がせてもらってるの」

特に、遊園地でのこの円子のセリフはまたもや賛否両論を呼んでいますが、僕は痛快に思いました。
円子の主張が正しいとも思わないけれど、「誰が稼いでやってると思ってるんだ」という態度が男らしくて立派だとは僕には到底思えない。
男の「上から目線」を女がさらなる急角度で「上から目線」返ししたときに生まれる、言葉で上手の取り合いをしても仕方ないがないという境地。
その状況を受け入れて、それでも家族が一番不幸にならない道を探そうとする左江内さんは、僕は男らしいと思います。
その苦労に円子や子供たちに気付いてもらえないのは可哀想？
でも左江内さん、幸せそうだよね。
その人がいるから幸せに暮らせるなら、理屈はどうあれ、やっぱりその人はいい奥さんなんだと思います。

まあ、まだ折り返し地点なので、そんなテーマも福田雄一流にどう深めていくのかにも注目ですね。


（古河）