『カルテット』はまずドラマを観るのが楽しくて、そのあと周りの人やネットの感想で答え合わせをしたり新たな謎をもらったりするのが楽しくて、そのあともう1回観るのが楽しいという、3倍楽しいドラマでしたが
「最後のまさかーー」
これを巡っての議論は、どこまでも終わらなそうですね。
それもそのはず。
この最終回は本当に丁寧に、サスペンスに関しても、それぞれの恋愛感情に関しても、すべてがグレーなところに着地するように描かれているのだと思います。
答に辿り着かなかった宙ぶらりんのグレーではなく、ちゃんと作り手が秘密を守りきって着地したグレー。
自由を手に入れた4人のグレーの中で、謎は解けてるのに溶けてしまったのだと思います。
それでも僕なりに「最後のまさかーー」を勝手に解釈することが許されるなら、こんなにも観続けた人がみんな最後に感謝で胸がいっぱいになるドラマであったことが「最後のまさかーー」だったのかなと思います。
オールアップ後の写真は、出演者のみなさんのあまりにも清々しく幸せそうな表情がネタバレだったのでは。
サンキュー、『カルテット』。
サンキュー、パセリ。
ほんと楽しかった。(古河)
『カルテット』「最後のまさかーー」について
2017.03.23 01:22