『ロケットマン』観ましたか? エルトン・ジョンが初体験まで語った画期的インタビューがCUTに掲載中。そしてタロン・エガートンの音楽の目覚めはなんとボウイのあの曲だった!?

『ロケットマン』観ましたか? エルトン・ジョンが初体験まで語った画期的インタビューがCUTに掲載中。そしてタロン・エガートンの音楽の目覚めはなんとボウイのあの曲だった!? - ©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
ついに週末公開されたエルトン・ジョンの自伝映画『ロケットマン』、もう観ましたか?

エルトンのあまり知られることのなかった生い立ちやアーティスト(というよりいち人間としての)苦悩や悲しみ怒りといった深い心理描写が、トラジコメディとしてポップに開放されていて、ファンも、彼の曲をあまり知らない人も楽しめるエンターティンメントに仕上がっているのが素晴らしい。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』をまとめあげたデクスター・フレッチャーが監督を務めたこともあり、また時代背景が近く、実際にエルトンとフレディとは交友も深く、比較されることも多いが、個人的にはまるで正反対のような作品だと思った。

フレディ・マーキュリー自身の抱えたトラウマや苦悩、独自のバンド哲学が生んだオリジナリティに溢れるクイーンの曲が、そのラジカルな特殊性から解放され、「みんなの歌」として巨大なカタルシスになっていく過程が『ボラプ』の大きな魅力だったとするならば(ラストのライヴ・エイドのシーンはその象徴)、
『ロケットマン』はむしろ、グラミー賞を5度も受賞し、26枚のゴールドディスクを獲得した「みんなの歌」であるエルトンの曲を、彼自身が奪還するかのような、私的で濃密なエモーショナルに溢れている。だからミュージカル仕立てのファンタジーのようでいて、リアルな感触が残る。

誰もが楽しめるエンターテインメントでありながら爽快感だけでは終わらない、メランコリックな深い情感が本作の魅力だ。

そして、それを実現した主演タロン・エガートンの歌とパフォーマンスがとにかく凄い!
“クロコダイル・ロック”のシーン、何度も観たくなった。
と同時に、『キングスマン:ゴールデン・サークル』でのエルトンの派手なアクションも…。

現在発売中のCUT9月号では、制作総指揮を務めたエルトン・ジョンを筆頭に、タロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督のインタビューを掲載中。インタビュアーは小西未来さん。

『ロケットマン』観ましたか? エルトン・ジョンが初体験まで語った画期的インタビューがCUTに掲載中。そしてタロン・エガートンの音楽の目覚めはなんとボウイのあの曲だった!? - CUT2019年9月号 記事よりCUT2019年9月号 記事より

エルトン・ジョンは本作について、

そもそもまだ死んでいないのに、自分の映画を観るのはとても奇妙な体験だった


と語っている。さらに、映画で描かれた自身の初体験についても話してくれた。

もし、自分の物語を語るのであれば、正直に伝えなくてはいけないと思っていた。
実はあのときまで私は童貞だった。誰かに愛されたくて、手で触れられる確かな人間関係を求めていた。そして、ついにあの瞬間にそれを手にした。
映画のなかにあの場面があることを誇りに思っている。ひとりの同性愛者として、男性同士のセックスをぼかしたり、誤魔化したりしたくなかった


また、タロン・エガートンがここまで歌ったり踊ったりできるなんて!と驚いているファンのみなさん。彼の音楽の目覚めについて、こんな素敵なエピソードも。

デヴィッド・ボウイにはまって、いつも一緒に歌っていた。(中略)
最初に大好きになったボウイの曲は、“クークス”だ。『ハンキー・ドリー』というアルバムに収録されていて、生まれたばかりのボウイの息子、ダンカン・ジョーンズに宛てた歌なんだ。
あの曲には、本当にはまったね


とても興味深いインタビューなので、映画の予習・復習にぜひ読んでほしい。(井上貴子)

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『ロケットマン』観ましたか? エルトン・ジョンが初体験まで語った画期的インタビューがCUTに掲載中。そしてタロン・エガートンの音楽の目覚めはなんとボウイのあの曲だった!? - 『CUT』2019年9月号『CUT』2019年9月号
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